ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

自国の現状はいかに?

以下のようなムスリム代表の公開書簡を見る度に、代表者の自国内の現状はどうなのか、と不審に思う。
ちょうど7年前のことになるが、ベネディクト16世に宛てたムスリム代表の公開書簡があった。その時の考察はこちらをどうぞ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071031)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071101)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071110)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20071015)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20071023)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20071031)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20071101)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20071102)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20071110)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily2/20071214)。
今、このブログのために、ざっと読み直してみたが、当時と今とでは、私自身の考えや感覚は変わっていない。むしろ、当時は疑問符がついた怪しげなムスリムとクリスチャンの代表の発言が、今ならもっと明確に背後の意図がわかるようになった。これもそれも、これまたちょうど3年前に知った中東フォーラムの活動全体と(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=%C3%E6%C5%EC%A5%D5%A5%A9%A1%BC%A5%E9%A5%E0)、毎度の繰り返しになるが、パイプス親子先生の著作や映像に拠るところが大きい(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121101)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130402)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140808)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141007)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141008)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141024)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141028)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141101)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141102)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20141103)。
ともかく、この種の文書に対しては、表面的な現象だけに左右されず、根本を重視して、深く鋭く読み方に注意しなければならない。(ユーリ記)

カトリック新聞』(http://www.cathoshin.com/2014/11/05/muslim-leaders-isis/)
イスラム指導者、過激派非難」
November 5, 2014


【ワシントン10月27日CNS】聖職者と信者からなる世界各国の125人以上のイスラム指導者が、中東地域のイスラム過激派組織「イスラム国」を非難する書簡に署名した。


17ページにわたる長文の書簡は、イスラム聖典コーラン」から多くを引用し、「イスラム国」の戦術や行動を厳しく非難している。


9月19日に書簡が公開されて以来、世界の125人以上のイスラム指導者が署名に加わっている。署名者数が一番多いのはエジプトで米国がそれに続く。エルサレムパレスチナからの署名者もいて、イスラムが多数派の国々や少数派の国や地域もある。アラブ・アフリカ諸国では、エジプト以外にアラブ首長国連邦、チャド、ガンビアイラク、ヨルダン、レバノンモーリタニア、モロッコ、ナイジェリア、スーダンチュニジア、トルコ、イエメン。アジアでは、アフガニスタン、インド、インドネシアマレーシアパキスタンウズベキスタン。欧州では、ベルギー、ドイツ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、オランダ、ポルトガルスウェーデン、英国。東欧セルビアコソボ自治州クルディスタン(中東のクルド人居住地域)からの署名者もいる。


書簡の中で多数の項目にわたっているのはキリスト者の迫害について。


「アラブ系キリスト者に対して、あなた方は三つの選択肢を課した。住民税を払うか、剣を受けるか、イスラムに改宗するかだキリスト者の家屋を赤く塗り、教会を破壊し、家々や財産を略奪した事例も多いキリスト者の多数を殺害し、その他多くの人々を着の身着のままで家から追い出した」と書簡は指摘している。


「こうしたキリスト者イスラムに対抗する戦闘員でもなければ攻撃者でもない。実に、その人たちは友人であり、隣人であり、同じ市民だった。シャリア(イスラム法)に照らしても、その人たちは皆、約1400年前に定められた古来の取り決めに当てはまる。そして、ジハード(聖戦)の規定はその人たちを相手に適用できない」と書簡は強調する。


書簡の非難は、キリスト者以外に対することにも触れている。


「あなた方は、戦闘員ではなく非武装の罪もない多数の人々を殺害した。その口実はただ、あなたがたの意見に賛成しないというだけのものだ」
書簡は英米のジャーナリストや援助活動家の惨殺と多数の捕虜の処刑を非難し、「あなたがたのしたことは間違いなくイスラムの教えに反している」と述べている。

(終)