ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

ユネスコの政治的変容

毎度のことながら、無断で転載させていただきます。このような内容の記事を公表することが、いかに重要かつ危険を覚悟の上か、という含みを添えてのことです。そして、中には今でも、昔のユネスコのイメージのまま、「社会主義的な(機械的/機会的)平等観念」によって、誤解している人がいるかもしれないからです。
私がこの記事に印象づけられたのは、何も、盲目的なユダヤ人贔屓やシオニズム賛美からではありません。そこだけはくれぐれも誤解なきよう。
3年以上も前、たまたま詳細な中東教科書分析をインターネットで見つけて(現在は閉鎖中)、印刷してファイル保存したことがあり、その時の何とも言えない重苦しい気持からも、記事を応援したくなったのが理由です。(参照:2008年5月14日・5月15日・5月16日・5月17日・5月18日付「ユーリの部屋」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080514)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080515)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080516)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080517)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080518))
ちなみに、カナダとドイツも加盟に対して反対表明をしたとのことです。ただ、国連の一国一票および多数決の原則に従えば、このような結果となるのは目に見えていたとは言えます。

http://kawaikazu.blog73.fc2.com/blog-entry-989.html

パレスチナユネスコ加盟の資格があるのか」


 国連のユネスコは、総会でパレスチナ自治区を正式メンバーとした。
 3分の2以上の加盟国の賛成で決定。アメリカは反対、日本は棄権した。
 文化的な組織であるユネスコは、今は極めて政治的な場となっているし、ずっと以前から反イスラエルの立場を貫くのは有名である。当然と言えば当然だ。アラブやアフリカのイスラム諸国がメンバーに圧倒的に多いからだ。


 ただし、文化的で、そして平和と寛容を大切にすることが、ユネスコ加盟国の前提条件であるはずが、パレスチナにはその資格がない。中東の国の教科書を調査している組織がそう指摘している。


 パレスチナの学校で使っている教科書は、今も反ユダヤ・反イスラエルの偏向がかかっている、ひどいものだという。ユダヤ人のパレスチナの地との関連は一切のべず、(イスラエルがそこにダビデ、ソロモン以来の王国をもっていた歴史や、聖書の記事もふせる)たとえば、ベツレヘムラケルの墓についてはイスラム教のモスクの名で呼ぶ。等々。もちろん、歪曲したユダヤ人「悪逆な性格」については、しっかり教える。


 どれだけ、パレスチナが世界人類に貢献しているのか、しようとしているのか。


 世界が、いかにユダヤ人の文化的貢献のお蔭をこうむっているのか。ならば、少しはユダヤ人に同情的であって良い。人類は正義と公正を追求すべきである。


 パレスチナユネスコ加盟は、指導者アッバスの一方的な政治戦術である。
 それならば、イスラエルも一方的な戦術に訴えて、イスラエルの重大な関心(怒り)を表すべきだとの声もある。
 アメリカは、ユネスコへの資金供与を停止すると言っている。ユネスコ予算の22%を支えているとか。
 ユネスコは、こうなっては加盟国で平等に支えるべきであろう。
 ユネスコに職を得ているのは、国際公務員。その多くは、第3世界の連中の就職先になっているらしい。


 ちなみに、日本の朝鮮学校の教科書が、北朝鮮の指導下で内容が反日的なものであるとも聞く。パレスチナと一緒だ。

(引用終)