ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

もっとも幸せな時を大切に

ずっと、胸騒ぎや不安や恐ろしさ、そして、深い憂鬱や悲しみのようなものに囚われていた件について、一ヶ月以上、勝手に一人で心を悩ませていましたが、これで一件落着。というより、関西風に言えば、あまりのアホらしさがやっと判明し、自分の勉強にかかる元気が出てきました。
その間、存じ上げる方の博士号につながった浩瀚な資料を含むご著書を読ませていただき、(あ、これなら、私だって、その路線で資料を集めた部分がある)と、いい意味で刺激になりました。専門分野は全く異なるものの、実は、参考文献や背景説明の部分で接点があることは確かです。また、その内容の実現形は、いずれは我が身と直接に関わるだろうことでもあり、いろいろと勉強させていただきました。
その方の資料渉猟もかなりのもの。三言語を駆使されてのもので、膨大といえば膨大。でも、とても端正な構成になっていて、非常に参考になりました。
もし比較が許されるとするならば、私自身も、これまで三言語の資料を使っていますし、対象とする時代の幅も、その方の範囲以上です。とはいえ、日本語文献はあまりないので、正確には、もっぱら二言語。
ただし、うらやましい点は、文献資料が、図書館や文書館などで整っているだけに、恐らくは私が国内のあちらこちらの大学図書館のお世話になりながら、また、複数国にまたがって探し回っているロスなんかよりは、多少は楽なのではないか、ということ。一方、先行研究については相当の厚みがあり、まずは先輩格に相当する二言語圏を検討しなければならないので、それはそれで、大変ではないだろうか、ということ。
やっぱり私は、勉強している時が、もっとも幸せです。