ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

笑う門には福来たる

主人の母方の叔父さんから、遅いお年賀状が届きました。何とかお元気でやっていらっしゃるのかな、と安心していたら、実は、昨年は胃潰瘍で出血し、遠くの病院に入院されていたそうです。ますます、覚悟を決めて、しっかりと生きて行かなければ...。
というわけで、しつこいようですが、昨日の続きです。
新聞の家庭欄に、難病の事例が載っていることがあります。それを読むと(大変だなあ)と重苦しい気分になるのですが、ふと立ち止まって考えてみました。そして、私が言われてきたように、その難病患者を抱える家族に向かって、
「あなた、どうしてもっと外で働かないの?」(←おかげさまで間に合ってますので)
「そういう本を読んでいる人が、どうして家にばかりこもっているの?」(←どんな本を読んだってこっちの自由だ!)
「子どもがいれば、もっと頑張れるのに、どうして産まないの?老後をどうするつもりなの?」(←現状でも大変なのに、老後まで面倒見きれませんよ!)
「まだそんな所に住んでいるの?」(←私はここで満足しているんです。町内の人にも失礼じゃないですか!)
「私は博士号とれたのよ。あなた、まだやってるのぉ?」(←学問に定年なし、と申します)
などと、私も言うのかなあ、と想像してみました(←は、私の独り言)。その結果は....
(待てよ、私も人に対して、その人の表面だけを見て、あれこれ失礼なことを言ってきたのかもしれない)と。
子ども時代ならば、学習期間として許されるかもしれませんが、学校を出て、なまじ学歴だけは高いと、余計に恥ずかしいってこともないわけではありません。私の場合は、その点、気楽ですが。
例えば、手のない人に向かって「私は両手があります。重い荷物だって持てます。あなた、どうして持てないんですか」と面と向かって言ってしまうような事例の応用編は、いくらでも見出すことができます。私など、小さい頃から、「頭おかしいんじゃない?バカじゃない?」と言われ続けてきたこともあり、内心、(本当のことをはっきり言うな!)といつも怒っていました。
学会でも「あなた、ほめられたいの?」などと、わざわざ言いに来る人がいます。学会に出てきているくせに、心理学の基本も知らないのか、と疑ってしまいますね。やっぱり教養課程は必要だ...。おっと、これも表面だけ見ている私に非があるってことですね。
最近の懇親会では、(おなかがすいたから食べよう、発表義務は一応終わったのだし)と割り切って、好きなものを取ってきて隅っこの椅子に座り、むしゃむしゃぱくぱく食べています。一人で食べていたって、私は平気。むしろ、変なことを言ってくる人と一緒の方が疲れますから。別に、お金払って食べているんだから、一人だって構いません。実際のところ、ここまで腹を据えているせいか、必ず誰かが一緒に座ってくれます。
懇親会場で、名刺を配り歩いたり、挨拶に回ったり、誰が誰と親しくしているのか観察したりするのも仕事のうちだ、と昔読んだことがあります。もう、この歳になると、それも疲れます。
時代が変わったという面も大きいのでしょう。学会が次から次へと立ち上がる昨今、あちらこちらで平行移動して、同じような発表を続けて「人脈作り」「業績作り」としている方達も、皆無とはいえません。でも私は、セールスマンじゃあるまいし、そういうのが向いていない、というより、そもそも嫌いなタイプなんです。若い頃、多くの名刺をいただきました。今でも大切にとってありますが、そのうち何人と交流が続いていることでしょうか。「だからダメなんだ」と言ってくる人には、「はい、ご指摘ありがとうございます」とうやうやしくお礼を述べたいと思います。
昨日は、あることで怒り心頭、爆発状態でした。ある方が、「作戦を練りましょう」と入れ知恵してくださり、思わず笑ってしまいました。人間、笑える間は大丈夫だと言いますから、なるべく笑うよう心掛けます。