ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

本のご紹介

昨日、ロンドン在住の広東系マレーシア人の牧師から、「小さな本を出したから、興味ある人達にこの情報を回して」とメールをもらいました。

The Bible, The Church and Homosexuality”(『聖書と教会と同性愛』)という題目で、今の日本の教会でもホットな話題となっているテーマについての、一つの考察です。(まだ読んではいませんが、どちらかといえば、かなり保守的な立場の論考で、必ずしも私と一致した考えが書かれているのではないだろうと思います。)

www.lulu.com/content/952446

かれこれ17年のおつき合いになります。マレーシアでの滞在中もリサーチ訪問中も、折に触れていろいろ助言をいただいてきました。数年前,ロンドン大学キングス・コレッジから「カルヴァンの人生における神意」というテーマの論文で神学博士号を授与された方です。今、ご家族共に、ロンドンのパプテスト教会で牧会されています。(頭脳流出組の海外移住かと思っていたら、本当は、戻りたいのだそうです。マレーシアで牧師をしている方が、もっと働く領域が広いからだとのことです。「この国は警察国家だ」とも、メールで愚痴をこぼされていました。)

キリスト教の保守的信仰」というと、何やらブッシュ政権寄りのファンダメンタリストを思い浮かべられるむきもあろうかと思いますが、彼の場合、決してそうではありません。キリスト教の各立場の内情はもっと複雑です。例えば、先日のマレー人女性Lina Joyさんのカトリック改宗に関する裁判事件でも、「マレー人の慣習(アダット)を尊重するように」とキリスト教指導者層に批判的だった、私の知る限り、唯一のマレーシア人クリスチャン指導者でした。

あ、これから東京に出かけます。第2回国際聖書フォーラムに出席するためです。楽しみ!

後日追伸: 2007年7月21日付で、ご本人から訂正メールが届きました。本書にご興味のある方は、次をクリックなさってください。
www.lulu.com/content/1000690.