ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

自己破壊は他人も傷つける

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怒りという感情の正体


結論から言ってしまえば、「怒る」という感情のトリガーはたった一つしかありません。それは、「自分が大切にされてない」と感じる事です。
嘗められた、馬鹿にされた、顔に泥を塗られた、面子を傷つけられた、全部同じ事です。
裏を返せば、気の短い人やすぐに怒る人は、常々「自分は大切にされてない。ないがしろにされている」と感じている人という事になりますね。要するに自信の無い人です。
大きな口は叩くんですよ?怒る人って。でもそれって結局のところ自分に注目を集めたいだけですからね。「自分はこれだけ大した人物だから、もっと大切に扱えよ!」って。
一つ一つロジックを解して行くと、いわゆる「正義の怒り」なんて言うものが、実はただの個人的感情である事が分かってきます。だって、「自分が大切にしている事や物を、他の人が自分と同じ様には大切にしていない!」というだけの事ですからね?あれって。

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逆上する人に概ね共通するのは、“自分の存在価値を全く認めてもらえなかった"というトラウマなのでありましょう。
人の心理において、自分の存在価値が損なわれたとか、ましてや失われた等と感じるのは大変な苦痛を伴います。
他者からの評価でしか自分の存在価値を量れない人にとって、誰かが自分の思い通りに動かないというだけで自分が軽く扱われたように感じてしまうのでしょう。
相手には相手の都合も事情もあるし、その人の自由意思もあるのだなんていうロジックは、逆上するような人の脳内にはありません

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怒らなくて済むように立ち回るというのは、大きく二つに分けられます。
一つには、想定できるトラブルには事前に対策を施して置くこと
二つには、行き違いがあったり自分の都合に合わせて動いてくれない人がいても、トラブルがあって自分が怒られたりしても、それで自分自身の価値が損なわれた訳ではないという確信を得ておくこと。
怒る人の多くは体面を気にする人です。
体面を気にすると言うことは、自分自身に対する価値の判断基準を外部からの評価に依存しているという事です。

(部分抜粋引用終)