ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

インターネットの効用

苺畑の「カカシ夫人」が(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=%A5%AB%A5%AB%A5%B7%C9%D7%BF%CD)、12日ほど前のツィッター・コメントに引き続き(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161011)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161012)、今回はブログ引用と拙訳リストまでハイパーリンクでつなげて、大袈裟に紹介してくださっていた。それもこれも、パイピシュ先生のおかげです。後でご報告しよう。きっと、ロマンスグレーの年齢に似合わず、含羞の漂う、少年のようにはにかんだ笑顔で喜ばれることだろう。
そもそも、2012年春に訳文を依頼されてびっくり仰天していた頃(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120331)、この「カカシ夫人」のサイトに検索で出会ったのだ。確か、ミネアポリスの空港近くのムスリムのタクシー運転手が、お酒の手土産をぶら下げた乗客を拒否する騒動が起こっていた頃の記述だった。今では何とも珍しくはないが、当時、メディアや一般大衆の頭一つ先を行く、常識的な論を真っ直ぐに展開していたパイピシュ先生のことを、「パイプは正しい」なんてご愛嬌の表現で(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20150118)、「カカシ夫人」は賛同されていた。
当時の私は、アメリカの政治動向が何もわかっていなかったし、そういうムスリム状況さえ起こっていることも全く知らなかったので、最初は雲の上のような大量のパイプス著述を、本当に緊張しながら恐る恐る訳していたものだったが、「カカシ夫人」の苺畑ブログのお陰でアメリカ世相を知ることができて、とても助かっている。また、「ダニエル・パイプス=ネオコンでジャボティンスキー流の過激なシオニスト=危険な論者」という公式が、日本語サイト上でかなり無責任に出回っていた頃でもあったので(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120505)、日本出身の(多分、同世代だろうと思われる)「カカシ夫人」がパイプ(!)擁護に回っていらしたことは、心強い限りであった。
彼はいつでもテレビで強気で喋るし、会合や講演でもストレートに語るので、いかにも気が強そうに見えるが、その反面、頭がいいだけに、非常に繊細で神経質でもあり、長年、悪意的な批判やいわれなき中傷に耐えながらの文筆業は、やはり相当つらいものがあったらしい。
今回、旅の後半で自己紹介の時間になった時、私の番になったら、まだ話の途中だったのに、「彼女は僕を擁護してくれたんだ。ユーリ、ありがとう」と二度も繰り返して、皆の前でおっしゃった。
お礼を申し上げたいのは、こちらの方。本当にこの歳になって、思いがけず知性が開花した(?)というのか、刺激を与えられたというのか、世界観が変わったというのか、考察材料を豊富に差し出してくださって、誠に感謝しております。

http://biglizards.net/strawberryblog/archives/2016/10/new_blog.html


October 22, 2016
イスラム教徒移民問題を取り上げている日本語ブロガーさんたち」


アメリカでは何故か欧米及び豪州などで起きている大量のイスラム教徒移民問題について言及しているサイトが少ない。特に主流メディアは左翼リベラルはもちろんのこと右翼保守ですら時々しか取り上げない。それで日本人でこの問題に注目しているブロガーさんたちが結構居るということを発見して非常に感動している。
そこで皆さんはもうご存知かもしれないが、カカシが最近発見した日本語ブログをいくつか紹介したい。偶然なのだが皆女性。
(中略)
ユーリの部屋
ユーリさんはものすごい博学で、マレーシア研究を専門としているということだが、英語はもとよりドイツ語スペイン語堪能。しかも音大卒。英語ブログもある。更新の早さとその内容の濃さは信じられない。特にモスレム移民についてだけ書いているというわけではないが、最近イスラム学で有名なダニエル・パイプス氏を団長とするモスレムが蔓延るスエーデンを含む欧州視察旅行に行ってきたとか。こういう人もいるんだなあ、すっごい。
(後略)

(部分抜粋引用終)
・ユーリ注:私は「音大卒」ではなく、普通の公立学校で教育を受けながら、音楽学校に週一回、通っていただけです。学部は国文学科でした。

では、先日のツィッター会話を、記録と記念のために、もう一度ここで再現してみよう。

苺畑カカシ @ichigobatakekak Oct 12
@ituna4011 ブログにコメントできないのでこちらで失礼します。テレビの歴史物は歴史考証が全くされていないことで苛立ちます。着物とか建物やセットはしっかりしていても文化が今と同じだという前提なので話として成り立たないものが多いです。


Oct 12:
@ichigobatakekak カカシ夫人様、初めまして。いつも元気の良いブログを参照しております。アメリカの動向についてお知らせくださって、誠にありがとうございます。許可なく、アドレス付きで時々引用もさせていただきました。ご挨拶が遅れまして申し訳ございませんでした。

@ichigobatakekak 申し訳ございませんが、私は普段、滅多にテレビを見ない生活なので、歴史物について批判できる立場にはありません。ただ、この頃のテレビは、ドラマでも過去の人物像でも、スタッフの質が下がって勉強不足が否めないことには同意いたします。


苺畑カカシ @ichigobatakekak Oct 12
@ituna4011 私もテレビは滅多に見ませんが、去年朝ドラをみて感じました。あなたが引用した記事に同意したのでコメントしました。時代考証と言うべきでしたね。

(再度転載終)

では、最後に最新ツィッターの転載を。

https://twitter.com/DouglasKMurray


Douglas Murray @DouglasKMurray Oct 20


I did a discussion on SKY earlier about whether Britain should test migrants for their age. Strangely heated:

https://twitter.com/ituna4011


ダグラス・マレイさんがBBCで喋っている最新映像(10月20日)を見ていると、ちょうど一ヶ月前には同じホテルに宿泊し、同じバスに乗り、同じ食事をしながら、欧州を一緒に旅行していたことが、本当に信じられない。彼から握手もしていただいたし、話しかけてもくださったのだ。夢みたい!

(転載終)
ダグラス・マレイさんについては、過去ブログを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161018)。