ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

時間の効率よい使い方指南

北海道の話は(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130503)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130504)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130505)、旭川と札幌の続きがあるのですが、ここで一休み。話題を少し変えます。
楽器の練習方法にヒントを得た時間の効率よい使い方についての指南ブログから、部分的に文言を省略して変更した上で、ここにポイントを引用いたします。

1.http://www.lifehacker.jp/2012/09/120925betterpractice.html

「頭を使え!」名門音楽大学教授による効率よく能力を高める練習法とは?
2012.09.25


Noa Kageyama氏はアメリカの名門ジュリアード音楽院で学んだバイオリニスト。卒業後はインディアナ大学にてスポーツ心理学の博士号を取得し、現在はジュリアード音楽院の教授として、本番でベストパフォーマンスを引き出す方法を指導。


「学問に王道なし」これは学問に限らず仕事でもスポーツでも同じこと。ただ、目標を達成するのに「近道」はない一方で、練習方法を間違えれば大変な「遠回り」になるのは確か。プログラミング、ライティング、楽器の練習など、さまざまな練習に多くの時間。正しい練習方法を知っていれば、より効率良く、効果的にスキルを習得できる。


「1日何時間練習したら十分なのか」


■音楽家の答え
20世紀を代表するピアニスト、ルービンシュタインはインタビューの中で「誰でも1日4時間以上練習する必要はないはずだ」。もしそれだけの練習時間が必要なら、それは練習方法に問題がある。
バイオリニストのミルスタインは教師のアウアーに「1日に何時間練習したらいいか」と聞きました。アウアーは「頭を使って練習するなら1時間半だけでいい」と答えた。
「バイオリニストの王」と呼ばれたハイフェッツでさえ「過剰な練習は練習が足りないのと同じくらい悪いこと」と言った。彼は1日平均3時間程度しか練習しておらず、日曜日には全く練習しなかった。


1日4時間練習すれば十分
K. Anders Ericsson博士の研究結果


■心理学者の答え
人間が能力を高める方法というテーマにおいて、心理学者のEricsson博士は世界的権威。10000時間の法則とは「どんな分野の能力でも、達人レベルまで高めるためには10年もしくは10000時間の計画的訓練が必要」という仮説。音楽家として国際的に評価を得られるレベルになるまでには15〜25年の修練が必要。
注目するべきポイントは「計画的訓練」。高度な技術の習得を目指すために頭を使う練習。繰り返し練習とは区別。


■繰り返し型練習の種類
1. 練習回数更新型
単純に同じことの繰り返し。一見熱心に練習しているが、大部分は何も考えずに同じ動作を繰り返すだけ。
2. 自動運転型
1セットの動作を自然にできるようになるまで繰り返す練習。
3. ハイブリッド型
組み合わせたものがハイブリッド型練習です。気に入らない音を見つけたらすぐに演奏を止めて、その部分の小節を何度も繰り返し演奏します。気に入らない音がしなくなれば演奏を再開し、また気に入らない音が聞こえたら止める。その繰り返し。


■「繰り返し型練習」3つの問題点
1. 時間の無駄になる可能性が高い
気づかぬうちに「悪いクセ」を覚えてしまい、練習自体がマイナス効果を生んでしまう。「正しい練習は演奏を完璧にするだけではなく、完璧な状態を持続させる」と。
2. 自信を持つ妨げになる
不安は本番で現れてしまう。本番で自信を得るためには、「継続的な成功体験があること」、「偶然できるのではなく、いつでもできる状態であること」、「なぜ成功できたかわかっていること」、この3つの状態を作っておく。演奏するための技術も把握。
3. 練習が「やっつけ仕事」になってしまう
必要なのは「練習時間に基づいた目標」ではなく「結果に基づいた目標」。「納得いく音が鳴るまで練習する」という目標を立てること。


■目指すべき練習とは「頭を使う練習」
頭を使う練習とは、科学的なアプローチを使った練習方法のこと。繰り返し型練習のように、やみくもに行うのではなく、問題の定義、仮説の組み立て、検証などの「科学的思考プロセス」を通して練習。
通常、この科学的練習には長い時間がかかり、全体を通したものよりも細部の練習に時間をかけることになる。音楽家であれば、演奏曲が始まる最初の音に細心の注意を払い、イメージしたそのままの音が再現できるまで練習を重ねるはず。
「客観性」も重要な要素。自分のパフォーマンスを録画・録音して、継続的に改善点を探っていくことも重要。自分自身を鋭い目で観察して、どんなミスがあったのか、何が良かったのかなどを探して。
まとめると、何が問題なのかを把握し、なぜ起こったかを調べて、どう改善できるかを考える。重要なのは、練習にかけた時間の長さではなく、どのように練習をしたかということ。


■効率的なスキル習得に必要な5つのアドバイス
1. 集中力がすべて
練習時間は自分が集中できる長さに収めておくこと。10〜20分、長くても45から60分程度。
2. タイミングもすべて
一日の中で最も元気な時間を探す。練習をするならこのような生産的な時間を選ぶ。苦手な時間帯には仮眠を取るのがオススメ。
3. 記憶力をアテにしない
練習ノートを作る。練習計画を立てて、目標を書き込み、練習で発見したことを記録。「練習する目的を常にハッキリさせておくこと」。練習から得たいものは何か(どんな音が弾きたいとか、どんなフレーズや言い方を試してみたいか)など、常に完成イメージを意識改善点を探し続ける姿勢も忘れずに。
新しく気づいたことや、解決策を思い付いたときは、迷わず書き出して。しっかり意識を集中して練習に取り組めば、小さな改善点や発見はいくつも見つかるはず。
4. がんばるのではなく、賢くなる
1日か2日ほど問題解決策をブレインストーミングして、イデアが頭に浮かんだらすぐに書き出す。有望なアイデアが出てきたら実際に試して検証。
5. 常に問題解決型思考で目標達成を目指す


「6つの問題解決モデル」を活用
1. 問題を定義する(結果はどうだったか、それをどう変えたいか)
2. 問題を分析する(何がその結果を引き起こしているか)
3. 解決案を出す(何をしたら、結果を改善できるか)
4. 解決案を検証して、効果のある案を選ぶ(どれが最も効果があるか)
5. 選ばれた解決策を実行する(練習して変化が持続するようにする)
6. 効果の確認をする(望んだ結果が得られ続けているか)


■時間は貴重なもの
人生は短く、時間は貴重なもの。スキルアップのために練習するなら、正しい方法で効率的
Noa Kageyama(原文/訳:大嶋拓人)

(ユーリ注:ただし、以上の「4時間」は大家レベルを指しているのであり、謙虚に表向きはそのようにおっしゃったのみという含みも考慮する必要があります。世界的な日本女性ヴァイオリニストが、数年前にある音楽雑誌で練習時間を問われて、確か6〜7時間程度と答えていた記憶があります。事実、通常の演奏会は休憩20分としてもアンコール数曲を含めて約2時間。まさかぶっつけ本番ではないでしょうから、毎日、基礎練習1時間を含めても、演奏会の下準備に2時間プラス新たな曲を覚えて練習し、昔さらった曲も復習、コンチェルトなどを加えれば、到底4時間では済まない計算になります。)

2.http://www.violinwakaru.com/artcl/20/23_00701.html

忙しい方のための効率的練習のヒント
練習が必要
・こなすべき課題の把握:何ができていないかの把握
・譜読み:楽譜・曲の把握
・技術練習:手を使って、身体に覚え込ませる作業


問題の把握と自分への指示:効率的練習のヒント2
録音することで客観的な聴き方ができ、自分に対する先生になる。
自分に対する「申し送り事項」。録音を聴いて問題と感じた部分を、具体的な指示として楽譜に書いておくことで、次に問題の箇所だけを練習する。


楽譜の把握:効率的練習のヒント3
譜読み=曲の把握は時間のかかる作業。電車の中でCDを聴きながら楽譜を読む。CDも聴かず楽譜だけを読むこと。
理解に時間のかかる箇所を重点的に把握。「楽譜を読む」練習・勉強を移動時間などで行う
移動時間や休憩時間を使って、5分10分と楽譜や曲の把握


楽器を使った練習:効率的練習のヒント4
根性論・精神論でグラウンド一周ウサギ跳びをするくらいに滑稽なこと。
各々の課題に対して毎日2回ずつのみ弾くようにする方が上達が早くなる。少ない回数に限って練習。
楽器を使った練習(特に通し練習は)、数回/日が限度。うまく弾けない箇所の練習(回数が必要)。
メトロノーム、チューナーや録音機も積極活用。クラシック音楽では「正しく弾く」ことが「上達」。


練習の順序:効率的練習のヒント5
必ずしも基礎練習から始める必要はない。
基礎練習のために曲の練習ができず、曲が弾けないというのでは本末転倒。練習を分散した方が習熟が速くなる技術もあり。1時間練習時間を確保できるのであれば、前の方の5分、中間の5分、後の5分など少しの時間を分散し、間に別の練習をする方が効果的。


練習するテンポ:効率的練習のヒント6
速くて弾くことのできないパッセージを練習するには、最初は比較的遅めのテンポで練習を始める。
ゆっくり歌うようなパッセージを練習するには、最初は比較的速めのテンポの方が練習しやすいし、練習時間も少なくて済む。
次第にCDなどで聴かれるようなテンポにしていくが、特に速いパッセージは、「充分余裕を持って弾くことのできる最も速い速さ」で練習。
ただ速く弾くだけならそれほど難しいことではない。「正確に」「良い音で」速いテンポで弾くことが難しい。逆にゆったりとしたメロディもうっかりするとリズムを間違って覚えてしまうし、感情が入りすぎると聴く側としては白けた気持ちに。


精神主義はそろそろ卒業しましょう1/4
精神主義は長い間教育の世界で用いられてきた発想。今日の目で見れば、相当に滑稽な面もある、精神論や回数、時間に基づいた発想による教育は今でも根強く残っている
到達しようとする目標を持つ、目標に到達するためのプランを立てること。


音の出さない練習も大事な練習です - 精神主義はそろそろ卒業しましょう2/4
楽譜を読むことも、CDを聴くことも、DVDを見ることも、大事な練習。美しいヴァイオリンの音とヴァイオリン音楽を知ることは何より大事な練習。CDを探して聴いたり、演奏会に出かけることも立派な練習


「だから」論に陥らないよう注意 - 精神主義はそろそろ卒業しましょう3/4
「だから論」は一見、論理的。こういった思考方法は、物事を素直に捉える感覚を鈍らせます。
「だから論(言い換えれば紋切り型思考)」に陥ると、情報に惑わされて、「良い音」を感じる素直な心や「良い音楽をつくる」という目標が曖昧になる。
氾濫する情報は横に置いて、素直にCDを聴いたり、自分の信じる音を出そうとヴァイオリンに接してみては?


楽譜への書込は積極的に - 精神主義はそろそろ卒業しましょう4/4
オーケストラなどでは、楽譜への書込は当たり前。
個人レッスンの場合、先生に言われたことをこまめに書き留めておいた方が良い。レッスンの後に復習しながら、自分の印象で書き留めておいた方が良い。
自分で練習しているときに気がついたこともその都度書いておくと良い。
書込の習慣をつけることで、自分の演奏を注意して聴くことができる。書込があれば、先生に言われたことや、自分で気がついたことをその都度注意できるし、意識もできるはず。
発見や新しいアイディアを見つけることもできる。必ずしも使える内容とは限らないが、自分の演奏を聴き、多くの発見をすることが上達につながる。
6Bの鉛筆を使用。

(部分省略アリ)

3.http://www.lifehacker.jp/2010/04/100402simplify.html

仕事を効率良くこなすためのシンプルな13の習慣
2010.04.06
仕事ができるか、できないかは、24時間をいかに効率良く使えるか。効率を上げるための13の習慣。
仕事開始時刻を早く。静かな時間の中で仕事に集中。
•時間は短く区切った方が、効果的。同じように仕事も7つのタスクに分けて、重要な仕事から先に片付けて。制限時間があると集中力も上がり、生産性も上がる。
• To-doリストを短く。本当にしなければならないこと、すぐにやらなければならないことを、1〜3つ厳選して、短いTo-doリストを。
• 仕事の邪魔になるものはまとめてやる。仕事の邪魔になるものというのは、メール、ブログ、TwittermixiFacebookなど。時間は1日の中でもなるべく遅い方がよく、例えば15〜16時の1時間だけそれらをやると決める。ただし、メールやブログなどは仕事と関わっていることも。この場合は必ず10分以内に終わらせて。
• メールは短く。すべてのメールを3〜4文で終わらせるように短く。自分の書いたメールに対する返信も短くなるので、メールを読む時間も短縮。一挙両得。
• 会議の時間を短く設定。その5分のために入念に準備をし、簡潔に報告。ミーティングの内容も濃いもの。報告系の会議などは、資料やメーリングリストでの情報共有で済む。
• 自動化する日々の雑事を減らす。お金を払ってでもサービスや商品を買って、自動化。テキストの入力補助や、ショートカットキーを使いこなすこと。
• 電子化する。長期的な視点で見ても、できることから少しずつ始めていくのが賢明。
• 机の上をキレイに。机の上の物を一切無くす。「ファイリングする」、「誰か必要な人にあげる」、「引き出しやキャビネットに入れる」、「リサイクルする」、「捨てる」のいずれかに当てはめて、どんどん処理。判断も迷わず、瞬時に。
• 仕事場を離れる。1週間に1度、1日のうち1時間、週のうち半分、可能な限り。
• 息つく暇も必要。外に出て新鮮な空気を。動き回ったり、首や肩を回したりマッサージすると、血のめぐりが良くなり、リフレッシュ。15〜20分に一度、30〜60分に一度でも十分効果的。
• リセット。仕事を始めて数時間後に集中力が途切れてきたなと思ったら、一度リセット。
まとまった時間を作る。その時間で、本当に重要な仕事や、じっくり取り組みたいクリエイティブワークを。
一つ一つは、本当にシンプルで簡単なこと。できるだけ多く習慣化。継続は力なり
13 Small Things to Simplify Your Workday [Zen Habits]
Jason Fitzpatrick(原文/訳:的野裕子)

4.http://wol.nikkeibp.co.jp/article/special/20091021/104525/?P=2&rt=nocnt

仕事の充実度をアップさせるタイムマネジメント5つのヒント
2009年10月28日
1 自分の仕事の範囲をハッキリさせる
2 仕事にはすべてデッドラインを設ける
3 一日のなかで、自分の仕事だけに集中する時間を作る
4 周囲の人に流されない意志の強さを持つ
5 プライベートの予定は先に組んでしまう