ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

チワワに学ぶ

チワワの生態をインターネットで拝見すると、確かに何とも、かわいい!
You tubeとは便利なツールで、飼い主が自慢げに「うちの子、かわいいでしょ?」と言わんばかりに披露している、さまざまなチワワの様子が見られます。幸い、多くは一分前後なので、たいして時間浪費することもありません。
最もかわいいと思ったのは、朝ごはんとして、レタスとリンゴをお皿に入れてもらって、(この家のお世話になっているからには、出されたものは残さず食べないと)という意気込みで、大きなレタスをお皿の外に出して手でちぎったりして、一生懸命、サクサク全部平らげている姿。飼い主まで、かわいい声になって「よく食べますねぇ」なんて、話しかけていました。
こんなかわいい生き物に雰囲気が似ている、と言われて(参照:2011年5月10日付「ユーリの部屋」)、結局のところ、年甲斐もなく単純に喜んでいる私。やっぱり、女性に生まれた以上、「かわいい」と言われると、いつでもうれしいですよねって、フェミニストの女史先生方に叱られてしまうかしら?
一昨日、研究者氏以外に(参照:2011年5月11日付「ユーリの部屋」)、もう一人のご年配の男性とも、名刺交換しました。すると、私の名刺ならぬ‘ネームカード’を見て、「かわいい」と一言。実はその若葉マーク付きのカード、私が作成したのではなく、主人が作ってくれたものなのですが。(はじめは、「ひよこマーク」にしよう、と言っていたのを、ようやくやめてもらった次第。)
その方は、初日から毎回、何かと私に話しかけてくださるんです。「さっきも、お会いしましたよね?」などと。申し訳ないことに、こちらは自分のことに精一杯で、全く気づかなかったんですが。
高校生の時、古典を担当された(当時未婚だった)女性の先生が、「『かわいい』というのは、相手が自分より優位ではないと感じられる時に使われる表現」と、おっしゃいました。最近ふと、そのことを思い出して、主人に言ってみたところ、「理屈はどうでもいい」。
私がチワワのさまざまな様子を見て「かわいい」と思うのは、小さい体格なのに、目がぱっちりしていて、素直に一生懸命、一つのことに熱中する姿から。相手の反応を意識するでもなく、とにかく、目の前の食べ物だとか、遊びだとか、大型の犬だとかに夢中になって、無邪気に飛びつき、果敢に向かっていくところが、本当に「かわいい」と感じられます。
この頃、何だかどうにも気が重く、思い出すと(きゃぁ!)と恥ずかしかったりすることもあって実に悩ましいのですが、ここは一つ、チワワに見習って、自意識を払拭し、無心に目的に突進できればと思っています。