ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

笑いを誘うブログ

ところで、このブログを読んでいらっしゃる方の中には、「読んでますよ」と知らせてくださる場合もあります。ありがたいことに、概ね、好意的な反応です。
始めたきっかけは、主人の度重なる勧めによるものでしたが、そもそも、(年に一回の20分から30分足らずの研究発表だけで、こちらの考えをわかってもらおうとしても無理だなあ)と痛感したことが、直接の動機です。どんな資料や本を探して読み、どのようなリサーチをし、普段、どんな暮らしをして何を考えているか、などについて、ただ察してもらうのではなくて、自分から公表しなければ、忙しい現代では、何かと誤解も招くだろうと考えたのです。
ある先生が、研究会の事前に「ブログ読ませてもらっています。こちらの知らない世界が書かれていて、いろいろと参考になっています」とメールで書いてくださいました。その後に会場でお会いしたら、何もおっしゃらず、いかにもおかしそうに笑いを噛み潰していらっしゃいました。また、別の会合で、知り合いの男子院生と偶然目が合った時、うつむき加減に一人笑いをこらえているのを見たことがあります。いずれも、なぜ笑いを誘ったのかは不明ですが、もしブログが関連しているとするなら、男性から見ると、いかにも世間知らずのおぼこ娘の戯言のようにも思えるのでしょう、か。
主人に言わせると、「笑ってもらえるほどインパクトの強いブログが書けるなんて、いいじゃないか」。
実際のところ、以前書いた文章が検索にひっかかってトップ画面に出てくる時、自分でも笑えてくることがあります。
一番笑わせられるのが、昨日の千葉敦子さんじゃありませんが、自分より年上の女性の著作を学生時代に読んで、その生き方や文章から、いとも簡単に感化を受けたにもかかわらず、十数年経つうちに、まねしようにも、そもそも彼女達と己の環境差が歴然としていることに気づき、文句を言っている場合です。(気づくのが遅すぎるんだって!)と、おかしくなってきます。かといって、当たり障りのない平板なブログは、かえって時間の無駄なように思えますし、これが自分なのだ、と割り切るしかありません。
公的な立場を持つ人は、ブログに書けないような悩みを抱えることもあるようですが、その点、私は自分の責任範囲内。この世知辛い時代にあって、せいぜい、読んで笑って楽しんでもらえるだけでも、大変ありがたいことと思っています。笑うことは健康にもいいですし...。