ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

結婚記念日

今日は、11回目の結婚記念日です。といっても、「早いねえ、もう11年か」「あの日は晴れていたねえ」という他愛もない会話です。そういう日々が幸せなのでしょう、たぶん。
このブログでもたびたびこぼしていますが、どうも私の周囲には、変なことを平気で言う人が複数いたので、その回復に随分時間がかかってしまいました。まあ、変なことを自信たっぷりに言うタイプは、どこでもいるのでしょうが、根がまじめで素直だと、どうも真に受けて振り回されてしまいますね。
私など、幼稚園の頃から、「結婚しても、半年で夫にポイ捨てされるよ、きっと」「今はいいけど、後ですごく苦労するに違いない」「結婚したら、絶対に勉強なんてできないよ」「お姑さんにいじめられるよ」「この結婚、最初から話がおかしいんじゃない?相手がクリスチャンじゃないから」「大阪の人は、名前が日本風でも実は中国人だってこともあるよ。そうじゃない?」などとしつこく言われていましたが、現実には全く正反対でした。というより、まったく事実と相違していました。気が抜けるほどです。用心棒にはなったかもしれませんが、精神衛生上、決して良い環境ではありません。今でも、怒りがこみ上げてくるほどです。本当に失礼な話です。もっと、将来に希望を抱けるような言葉かけをしていただきたかったです。
今は、メンデルスゾーンスコットランド交響曲を聴きながら書いています。昨日は、ラジオでも聴いたもののテレビ用再放送で、庄司紗矢香さんとユーリ・テミルカーノフ指揮でサンクトペテルブルクフィルハーモニー交響楽団チャイコフスキー作曲ヴァイオリン協奏曲を見ました。なんだか、かわいくてお利口な孫娘さんと品のいいおじい様のコンビのようでした。
庄司さんのコンサートには、もう過去4回行きましたが、来年1月にもチケットを購入した演奏会の予定があります。顔の表情に昔の面影が少し出ていて、すっかり型が決まり、しかも、毎回成長ぶりがうかがえて、とても楽しみです。
アンコールに、庄司さん編曲だという旧ソ連映画の音楽「私の最愛の女は何処へ」を、どこか思わせぶりな、はにかんだ微笑と共に聴かせてくださいました。端正な感じに見えますが、実は茶目っ気たっぷりで自由な精神を尊ぶような人柄がうかがえ、現代の演奏家とは、単に演奏が優れているのみならず、人間性も惹きつけるような特徴が必要なのかな、それとも、人柄が個性的なので、演奏も魅力的になってくるのかな、などとぼんやり考えていました。