ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

昨日のテレビ番組から

NHK教育テレビETV特集(http://www.nhk.or.jp/etv21c)


橋本和正さん(処刑された叔父の墓参り)/飯田進さん  
5700人が裁かれ934人が処刑されたBC級戦犯裁判。これまでBC級戦犯については、勝者による不当な裁判という文脈が強調されてきた。しかし、それは、半分の真実でしかない。BC級戦犯裁判とは、被害者性と加害者性がねじれながら混在する、日本人の戦争体験そのものである。
元戦犯や遺族の中には、今日なお、戦犯裁判の意味を問い続けている者がいる。
ニューギニアで、敵ゲリラの殺害などに関与したとされ20年の有期刑を受けた飯田進さんは、獄中で自らの戦場体験を見つめ、そこから、戦前・戦後の日本の矛盾を訴え続けてきた。橋本和正さんの叔父は、マレー半島で華僑虐殺を指揮したとされ処刑された。橋本さんは、今、叔父の裁判資料を読み、事実に正面から向き合おうとしている。
BC級戦犯裁判では、何がどう裁かれたのか。今、何を問い掛けるのか。元BC級戦犯と、その遺族たちの声から考えてゆく。

ということで、昨晩は夜10時から一生懸命見ていたのですが、どういうわけか、申し訳ないことに、途中で何度もうつらうつらしてしまいました。
ともかく、(これは複雑だ、経験した人でなければわからないことを勝手に憶測したり判断したりすることは控えなければ)という思いに至ったこと、もう一つは、マレー半島でインタビューを受けていたマレー人男性が、なぜか年齢より遙かに若く見えたこと、に気づきました。華人女性の方は、年齢相応だと思いましたが。
いずれにしても、直接の専門ではないものの、地域性から、この件について、従来より多少は研究書や論文を読んで勉強をし、当事者や関係者から直接さまざまな声を聞いてきた経緯があるので、あまり軽々しく物が言えません。

午後には、ナチス・ドイツの実態フィルムが報道されていました。とても信じられないシーンが出てきて、改めて衝撃を受けました。

申し訳ありませんが、何も発言できないほど重く受け止めているということで、今はお許しください。