ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

外食の支払いが計111円!

おはようございます。
昨晩は、主人にとっての三連休の最終日だったのと、このところ私が毎日、重い本をかついで肉体労働をしているので、その‘ねぎらい’も兼ねて、とのことで、主人の兄から夏頃もらっていた株主優待券を使ってあるお店へ行きました。

このお店は、四季毎にメニューが変わるのですが、昨日はほっかほっかと温かい料理ばかり注文しました。黒糖梅酒のお湯割り三杯、明太子とチーズの入っただし巻き、野菜たっぷりの湯豆腐みぞれ鍋、お茶漬けとおにぎり、餃子、豚平焼きです。これで二人分です。外食では、いつも主人と半分ずつ取り分けていただくのです。こうすれば、二倍おいしい!そう言えば、ずっと前に、皇太子ご夫妻が同じことを海外のとある格式高い料理店でなさって、顰蹙を買われたそうですが、私など、メニューを幅広く楽しむためにも、お料理を残さないためにも、いい方法だと思いますけれど。まあ、シモジモの私達などと同じことをされたら、みっともないという意味なのでしょう。

優待券の使用期限が今月末に終わり、しかも休日にだけ使える仕組みのため、昨日しか日にちが残っていませんでした。それも、一人一枚しか使えないということで、「残りの優待券がもったいないけれど、仕方ないね。無理して食べに行くのもねえ」と主人と言っていました。

ところが....世の中、捨てたもんじゃありません!店長は私と同じ歳ぐらいの人でしたが、なんと会計の段階になって「残りの優待券も、もしかしてお持ちでしょうか。今日は、料理の出し方が遅かったし、満席でカウンターに座ってもらったし、優待券が使えるのも、今日しかありませんから」と言い出したのです。

実は、この店長、私達がお店に入った時には、どこかツンケンして愛想が悪かったのです。夜8時から宴会予約が入っていたそうで、せわしなかったのかもしれません。ところが、7時過ぎになって、どうやら予約がキャンセルになったらしく、途端に私達への挨拶が丁寧になり、愛想もよくなりました。
と、思っていたら、この待遇です!思わず、「本当にいいんですか?」と聞いてしまいました。「いいんです。これからもよろしくお願いします」と深々と頭を下げられ、結局、手持ちの優待券すべてを使って、私は現金111円だけ払うことになりました。
客商売の仕事って、本当に事前まで何が起こるかわかりませんねえ。毎日が賭け事をしているような感じですが、こうして機転を利かせてもらえると、(じゃあ、またこの店に来よう)という気になります。

それにしても、真面目に働いている方達がきちんと相応に報われる日本社会が、すみやかに回復してほしいものです。