ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

東京医科大の選抜問題

私に言わせれば、共学を開始した段階で、この種の問題が起こることは当然予想されていた。従って、その頃から対策を立てておくべきだった。

まずは、フェイスブックhttps://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)からの転載を。

3 August

日経電子版


東京医科大学が医学部の入学試験で女子受験生を一律減点し、合格者数を抑えていた

(引用終)

← ユーリ:受験条件に最初から「本学では女子受験生は入試結果で不利になる」由、明記すべきだった。
← ユーリ:女子大に医学部を設置して、まとめて女医の育成に当たれば問題は解決する。
← ユーリ:御茶ノ水女子大の共学化等、従来は女子教育専門だった大学が減っている理由は何か?
← ユーリ:女性が結婚や出産で仕事を辞めるのは、(1)果たして本当に責められるべきことなのか、それとも(2)少子化対策と家庭文化の維持発展のために奨励されることなのか?
← ユーリ:皮膚科や婦人科等、女医の必要性は絶対にある。私の知る限り、結婚しても医師を続けている優秀な女性はいる。

(転載終)

Kazuo Yawata
3 August


上智大学の外国語学部とか同志社高校では男女の合格点が違うと噂があったけど、最近はどうなんだろうか。大阪の府立高校では男女同数にするために女性の最低点が低い時代があったがそれはどうなのか。

(引用終)

5 August
http://agora-web.jp/archives/2034075.html
「開業医の跡取り息子と高学力の女子、どちらが社会にとって重要か?」


I・T:もちろん後者です。実力ある医者として、実力がある、有能な、そして真っ直ぐな心の医者が求められています。


ユーリ:この東京医科大学の入試基準、最初から「女性には不利」と明らかにしておくべきでした。また、女子大に医学部を設置して、そこでライフ・プランニングも含めて女医を訓練し、女医向けに病院配置や開業医の道を考慮しておけば社会的にも解決すると私は思います。
跡取り息子の医者については、地域医療における知恵や経験の伝授という意味で、私は賛成です。一方、全ての女医に実力と有能性と真っ直ぐな心があるわけではないのは残念ですが、女医だからと甘やかして、下駄を履かせるのも無意味ではないでしょうか。


I・T:言われることも了解。御意。問題は教育の心です。医者を育てる大学の教師たち。経営者たち。ここに全ての問題の根っこがあると思ってます。システムの問題にして逃げては個々人の生命に向き合う医者の魂の強さは得られない。


ユーリ:T先生は理想主義でいらっしゃいますね!


I・T:ユーリ先生の愛国心に啓発されています^_^


ユーリ:T先生も並々ならぬ愛国心の持ち主でいらっしゃると思います。

(転載終)

7 August

日経電子版


点数操作で不合格になった受験生に対し、同大学が追加合格や損害賠償などの救済策を検討

(引用終)
← ユーリ:せこいやり方で不正な不合格者を作った。

(転載終)

8 August

日経電子版

・女子・浪人生を不利に扱う点数操作
・不正は遅くとも2006年度入試から続いていた
・一般入試だけでなく、推薦入試や地域枠入試でも操作があった
・「同窓生の子弟を増やし、寄付金を多く集めたいとの思いがあった」「受験生の親から個人的に謝礼を受け取ることもあったようだ」「同点なら子弟を優先して入学させるべきだ」
・出産、育児で離職したり、短時間勤務になったりしやすい女性医師を増やしたくない大学側の意向

(引用終)
← ユーリ:サンデル教授の白熱教室の課題みたいな実例(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20101015)。

(転載終)

Kazuo Yawata
8 August


金持ちの娘で厳しいビジネスは嫌だという身勝手な女性が医学部に集中するのが問題」(引用終)

(転載終)
私は「意識高い系」でも「フェミニスト」でもない。以下の引用は、非常にノリが軽く、地域医療の実態を知らない人が頭で書いている文章である。

http://agora-web.jp/archives/2034175-2.html


東京医大ってどうして女性合格者を減らしたいの?と思ったときに読む話」
城 繁幸
2018年8月9日


東京医大が、女性の受験生に一律で減点処理をすることで合格数を3割未満に抑えていたと読売新聞がすっぱぬき、騒動


・医師国家試験の合格率は女性の方が3%程度は高い


・女性の方が医者の適性があるってことですかね(棒読み)それとも、ほかの医大も女性だけなんらかのフィルターかけて少数精鋭に絞ってる


医大というのは高等教育機関であるとともに、系列病院に医者を配属する人材採用&育成機関。


・入試=採用活動に際して現場のニーズを完全無視というわけにはいきません。


・一般的に言って、女性は結婚や出産を機に退職することが珍しくありません。本人がまだまだ頑張りたいと思っても、夫が全国転勤ありのフルタイム総合職なために仕方なく退職せざるを得ない女性も多い


・女性はハードな外科を避けて皮膚科や眼科を選ぶ傾向が強いとも言われています。


・職場の事情で学ぶ機会に性差をもうけるなんて、やっぱりおかしいと感じる人は多い


・意識高い系やフェミニストの皆さんの中からは「女性が働きやすい環境を作るのが筋だ!」という声。


1.年俸制にして外科の年俸を上げ、皮膚科や眼科の年俸は抑える


・市場原理を導入してサラリーにメリハリをつければ「外科のなり手がいない」なんてことにはならないはず。


2.業務範囲を明確にしたうえで、短時間勤務の人のお給料をカットして、その人の仕事を代わりにこなす人の給料を上げる


短時間勤務等にブーブー文句言う人がいるのは、横並びの年功賃金のままで誰かの仕事減らしたり増やしたりするからなんですね。


3.退職した女医の代わりに中途採用する


だれか退職したら中途採用すればいいんです。生え抜きじゃないと通用しないなんてぬかす職場があったらそっちの責任者クビにして慣行を改めるべきです。


4.育休取った女医の代わりに中途採用し、復職時に誰かを解雇する


誰かが育休を取得して人手不足になったんなら新規に中途採用すればいいだけです。育休取っていた人が復職したら?その時点で誰かを選んで解雇すればいいでしょう。


5.残業ではなく人員増で対応する


・日本企業全般に言えることですが、日本型組織は少数精鋭で残業で対応する傾向が強いものです。そこで人員を増やし、残業は抑制させます。仕事が減ったら誰かを解雇することになりますが、女性の働きやすい職場を作るためなんだから我慢しましょう。


・横並びの基本給をベースに勤続年数で評価するなんてことはやめて、実際の担当業務に応じた職務給にして、中途採用をばんばん行う流動的な人事制度に切り替えるということです。


・医者なんて本来ポータブルな専門職のはずですから、一般企業よりはるかに流動化に馴染みやすいはずですけどね。


・「勤務医は徹夜や力仕事があるから現場は男性を欲しがるのだ」といった意見には、筆者はあまり賛成できません。というのも後述するように、徹夜や力仕事と縁のない大企業も、やっぱり女性は敬遠してますから。女性が日本型組織から敬遠されるのは、上記のように硬直した労働市場が一番の原因でしょう。


・終身雇用というのは超がつくほどの男社会なのが現実です。ちなみに東大の上野千鶴子センセイなどは「専業主婦は社畜の専属家政婦」などと命名しておられます


労働組合や左派のお友達の中には少なくない数の女性がいて「終身雇用ばんざーい!」と叫んでおられます。そういう女性たちは今回のような騒動を見て、なんとも思わないんですかね。まあ「市場原理を受け入れるくらいなら女性の学ぶ権利を制限すべき」って言うんなら話は別ですが。


・「LGBTは生産性が云々」とか言って絶賛炎上中の某女性議員がいますね。過去には「女性は家庭に入るのが日本の伝統」なんて発言もあった人です。そうしたスタンスに対し、上記のようなリベラルな女性陣は「女性でありながら男社会におもねって出世する女性の敵」みたいな感じでこれでもかってほどに叩きまくってますよね。


新卒一括採用の崩壊


専門性の高い人材に対して、もはや一律の初任給での囲い込みは困難だという話を、大手の採用担当者からしばしば耳にするようになりました。


・編集部より:この記事は城繁幸氏のブログ「Joe’s Labo」2018年8月9日の記事より転載

(部分抜粋引用終)