ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

幼稚化が著しい今の日本人

https://twitter.com/ituna4011/status/893702619033550848


Lily2‏ @ituna4011 33 seconds ago


誰が見ているかわからない公開情報で、こういう変な話を繰り返されると、日本の国益低下につながるということが、なぜわからない?また、面識もないのに、せっかくの貴重な人間関係まで自己本位で壊していく....原著者にとって大変に迷惑ではないか?日本には米軍基地の情報将校もいるだろうに。

(転載終)
「原著者」とは、勿論、ダグラス・マレイ氏のことである。

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「史上最初の29連勝 14歳の快挙」
2017/08/04


徳川時代が終わるまで、地方によって異なったが、武家、庶民ともに、男子は12歳から16歳(満11歳から15歳)で、前髪を剃り落して元服し、成人の仲間入りをした。
日本の社会の幼児化が進んでいる
・この30年ほどだろうか、日本の社会が幼児化しているために、活力を衰えさせているのではないか、不安に駆られる。
政府が高等教育の無償化を実現しようとしているが、今日の日本には大学の数が多すぎる。3分の1か、4分の1でよいのではないか。
・高校の数も、多すぎる。大学や、高校の数が多すぎるために、国民の教育水準を低いものにしている
・少年時代はいってみれば、人生の幅広い土台をつくる正3角形の底辺のようなものだろう。底辺が大きいほど、3角形が大きくなる。
武家の男子は全員が藩校で学んだが、庶民の子は男女とも寺子屋に通った。寺子屋は江戸期に全国で2万以上を数えたが、4年制が多く、どれもが地域住民による手造りだった。
・父親はなつが幼いころから、万葉集や、『源氏物語』などの古文学を教えた。今日の日本では想像できないだろうが、貧農の子だった父親に、それだけの教養があったのだった
・なつが17歳の時に、父親が死んだ。なつは母と妹の生活を支えるために、洗い張りや針仕事をしながら、小説を執筆した。25歳で極貧のなかで病死したが、明治最大の女性の文豪となった。
・教育は受けるものではない。求めるものだ
伊能忠敬をとろう。私の父方の祖母は千葉県八日市場の醤油造り農家の娘だったが、忠敬の曾孫(ひまご)に当たった。そこで、私も忠敬の血を引いている。祖母は15歳で銚子の隣にある、旭の祖父に嫁いだ。祖父は17歳だった。当然のことに、祖父も祖母もその年齢で責任感に溢れていた。
・忠敬は幼名を三治郎といい、九十九里浜の農家に生まれた。幼時に漁具をしまった納屋の番をしながら、親から、また寺子屋で読み書きや、算盤を習った。寺子屋では師匠が子供たちを、厳しく躾けた。17歳で佐原の庄屋だった伊能家に婿入りして、忠敬と名乗った。
・50歳で隠居したが、それまで独学で天文学や暦学や、和算を学んでいた。隠居すると江戸に出て、幕府の天文方だった高橋至時に弟子入りして、天体観測や、測量を修めた。
・忠敬は55歳で、深川の富岡八幡宮から全国測量の第一歩を踏み出した。忠敬が作製した日本地図は、今日、海岸線が埋め立てなどによって、大きく変わってしまっているが、驚くほど正確なものだ
江戸期の日本は庶民のなかから、無数の優れた学者を生んでいる。これは世界でも珍しい
・もし、高等教育を無償化したら、日本からすでに死語に近くなっているが、苦学という言葉がなくなってしまおう。国民の多くが、人生が楽の連続でなければならないと、信じるようになっているが、日本を偽りの楽園にしてはなるまい
・本来、活動という言葉は、いきいきと行動することを意味しているが、就活や、終活というと、生気が感じられない

(部分抜粋引用終)

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「歴史を通じて天皇は日本の統治者」
2017/08/03


・今日の多くの日本国民が「あなたは日本国憲法を知らないのか。憲法は国民が日本の主権者だと、規定している。国民が日本の統治者だ」といって、反論するはずだ。
・だが、統は「統(す)べる」「ばらばらなものを1つにまとめる」ことであり、治は「治(おさ)まる」ことを意味する。
・もし、日本に天皇がおいでにならなかったとしたら、日本は1つに纏まることがなく、治まることがないだろう。お隣の韓国のような不安定な国になる
・現行の日本国憲法では、国民が国家の主権者であって、天皇の地位は「国民の総意に基く」と定められており、国民が天皇の上にある
・日本では歴史を通じて、どの時代をとっても、国民が天皇を戴(いただ)いてきた。日本国憲法天皇の地位を国民の下に置いているが、日本にそぐわない。
・政治が安定するためには、国民の精神が1つに纏っていることが、前提となる。
・2000年の日本の歴史の重さと較べたら、敗戦と外国軍による占領という異常な事態のもとで強要された、日本国憲法は軽い。現行憲法は「日本国憲法」と呼ばれているものの、とても「日本国」の名に価しない。
・6月に国会で可決されて成立した『皇室典範特例法』は、日本国憲法のもとの天皇を対象としている。私はこの特例法について、不満がある。1つは「天皇の退位等に関する」といって、「退位」という言葉が用いられていることだ。なぜ、「譲位」としなかったのか
・特例法が譲位後の天皇の称号を「上皇」と定めているのに異議はないが、皇后をこれまで日本語になかった新語を造って、上皇后」とお呼びするというのに、目を疑った。なぜ、「皇太后」とお呼びしないのか。
・皇室は古い、長い伝統から力をえてきた。それまで存在しなかった新語を造るたびに、皇室の力が弱められることになる
・陛下は昨年8月のお言葉の冒頭で、天皇のもっとも重要な役割として、宮中祭祀をあげられた。新しい憲法では、天皇が「祈る存在」であることを、明記してほしい。
・古来から日本は、祈る国家であってきた。日本を無神論の国家としてはならない

(部分抜粋引用終)
加瀬英明氏の過去引用ブログは、こちらを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=kase-hideaki)。

ここ「30年ほどだろうか、日本の社会が幼児化」しているとのご指摘だが、実は太平洋を超えた米国のダニエル・パイプス先生からも数ヶ月前にお尋ねがあった。
「過去25年間の日本は、どうしてしまったのか。今やアメリカでは、日本のことなど取り上げていない。東アジアでは、中国のことばかり頻繁に聞こえてくる」。(参照:過去ブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170124))
ちょうど、私が大学院を修了して、日本政府によって派遣されたマレーシアで頑張っていた頃、既に劣化が始まっていたというわけである。
この時間軸は、私の感覚と一致している。従って、10年以上の本ブログの記述は、一人の平凡かつ平均的な教育を受けた日本国民の一資料でもある。
GHQの日本弱体化政策や押しつけ憲法のせいだとか(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=GHQ)、中国や北朝鮮工作員旧ソ連KGBの世論操作のせいだとか(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=KGB)、左翼リベラルのせいだとばかりは言えない。大学教育を筆頭に、メディアも社会制度も、充てがわれるままに経済繁栄まっしぐらに突き進み、専門と自分のこと以外は事なかれ主義で安穏としてきた我々一人一人の、数十年に及ぶ甘ったれ意識と価値観の混乱に、最も大きな原因がある。