ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

ツィメルマンと再会

昨夕は、西宮でクリスティアン・ツィメルマンによる全曲シューベルトのピアノ・リサイタル。彼の演奏会にこれほど何度も行けるようになるとは、昔は全く想像もできなかった。数年前から、音楽雑誌から複写した記事ファイルも作ってあるし、他の音楽雑誌のバックナンバーや英語で書かれた音楽の本などで彼の特徴を読んでいるので、このように、同時代に生きるポーランド出身の優れた演奏家とホールで同じ時間を過ごすことができるのは、本当に得難い貴重な経験だと思う。
シューベルトは、私も子ども時代に即興曲などを練習していたが、あの透明で壊れやすい繊細な響きと、重厚で典雅な古典派の論理性が、私のドイツ・イメージを一種、形成していたのだった。
前回のギドン・クレーメルの弦の響きと併せて、演奏会二つの感想を綴りたい。
今日は、ぱっとしない知事選挙と他の用事があるので、これにて失礼。