ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

危険な思想から身を守る

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柄谷行人の批判的検討が行われるようだ。文芸評論家がどれだけ国際社会と政治を分かっていないかは、私にとっては感覚的に叩き込まれていることなので、最初から相手にしないが、理論的に批判の対象にしようという人が誰かやってくれるのはありがたい。放置しておくと結局文系がまとめてダメなものとされて死ぬ。

(部分抜粋引用終)
柄谷行人は、二十代の頃「読むといい」と勧められたこともあったが、全く読んでいない。上記を読んで、なぜかほっとしたので引用した。概ね、自分の選択は誤ってはいなかったと後で判明するのだが、時間軸がずれているのが、我ながら悔しいところ。
朝日新聞の購読勧誘者の男性が、昨日も今日も来た。誰に対しても、いつもはインターフォンで対応し、安易にドアを開けないはずだったのだが、買い物に出てくれた主人が帰って来たのだと思い込み、ドアを開けてしまった。
昨日もそうだったが、変な風貌でしつこいので、思わず「きゃあ!」と叫んでドアを閉めた。ご近所では不審がられたかもしれないが、危険から身を守るには、その方法しかない。
一週間ほど前に「朝日新聞は生まれ変わりました。五日間だけ、無料頒布するので読んでください」という女性からの電話をいただいたが、瞥見の限りでは、基本的に何も変わっていない。以前のふざけた大き目の活字の扇動的な記事は減ったように見えるが、実際には、広告の種類も、記事の内容も路線も同じだ。
学生には「新聞を読むと実力がつく」などと宣伝しているようだが、とんでもない話だ。18歳からの投票権は、いささか早過ぎるのではないだろうか。

先月購入した本とCDのリストを、ここで転記。

https://twitter.com/ituna4011


"In 27 Pieces-Hilary Hahn Encores" Deutsche Grammophon (https://www.amazon.co.jp/dp/B00EPD3B2W/ref=cm_sw_r_tw_dp_QllGxbCCY7JQ1 …) was signed by Hilary in Nishinomiya, Hyogo on 11 June 2016.


2016年6月5日に『ヴァインベルク:交響曲第10番 他』ギドン・クレーメル( ユニバーサル・ミュージック)(https://www.amazon.co.jp/dp/B00HUD61GW/ref=cm_sw_r_tw_dp_vilGxb2A4NVB5 …)を兵庫県立芸術文化センタークレーメル・デュオ・リサイタルで購入。


I bought "Mahathir's Selected Letters to World Leaders" by Mahathir Mohamad (https://www.amazon.co.jp/dp/9833845118/ref=cm_sw_r_tw_dp_9blGxbQFPQCGT …) in M'sia in Dec. 2012. Now read it.


"Undeclared Wars with Israel: East Germany and the West German Far Left, 196... " (https://www.amazon.co.jp/dp/1107461626/ref=cm_sw_r_tw_dp_o.kGxb0ARTFH9 …) arrived here on 25 June 2016.


"Translation in Asia: Theories, Practices, Histories" Ronit Ricci (https://www.amazon.co.jp/dp/190576331X/ref=cm_sw_r_tw_dp_N6kGxb3VC241K …) arrived here on 20 June 2016. Not read it yet.


"The Jews of Islam" (Princeton Paperbacks) Bernard Lewis (https://www.amazon.co.jp/dp/0691008078/ref=cm_sw_r_tw_dp_P4kGxbVYEDEPQ …) arrived here on 21 June 2016. Almost read it now.

(転載終)
上記のマハティール氏の書簡集だが、2012年12月のリサーチ滞在中にマラヤ大学で購入したもの。長らく箱に入ったままだったが、やっと読めた。パイプス訳文で4年半、鍛えられたおかげもあってか、あっけなく数時間で読めてしまったのが、我ながらびっくり。
書簡そのものは、当該政府やマレーシア政府の意向もあり、かなり取捨選択されているようだ。また、9.11直後の世界の要人との文通の一部が披露されているが、マレーシアも関与していた秘密テロリスト会合が世界中で知られている今から読むと(http://www.9-11commission.gov/report/911Report.pdf)、少し白々しい感もある。フランスのジャック・シラク氏と親しくしていたことがご自慢のようだが(p.134)、日本から見ると、世界における国の位置づけから、何とも言い難い...。
最も率直で傑作だったのが、マーガレット・サッチャー氏の辛辣かつストレートな末尾の手書き文。「私は、ボスニア問題には関心がないのです」(p.234)の一言が利いている。今回の英国離脱の選択素地は、この辺りにありそうだ。