ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

日傘の話

この頃の異常なまでの酷暑のために、日傘の使用を男性にも勧めているお医者さんがいらっしゃる。黒色の方が太陽光線を吸収するので、雨傘を使うと、傘の下が涼しくて風まで起こるらしい。
....ということで、最近はUVカットの日傘が当然のように出回り、女性も黒地に刺繍のような縁取りの日傘を差している。
私の持っている日傘は、かれこれ二十年以上になる。しっかりしたレース布地の綿製で薄いベージュ色の折り畳み式だ。これを、用事で出向いた際には、マレーシアでも使っていた。但し、まだマレーシアでは珍しかったようで、男性の視線がジロジロと集中するので、とにかく真っ直ぐ前を見て歩いていた。
お嬢様ではなく、オバサンが日傘を使うのですよ!
二十代の頃は、日焼け止めと濃い目のお化粧と長袖のレース地のブラウスを着れば充分だと思っていたが、三十代になると紫外線が深く肌に浸透し、その場では何ともなくとも、気がつくとシミが浮き出てきて、年齢以上の荒れた肌になると聞いた。
さすがに、この頃では頬骨の辺りにそばかすや小さなシミのようなものが目立つので、用心しなければと、日焼け止めを塗り重ねて強化している。
ビタミンには果物や野菜をたくさん摂るようにし、水分をこまめに補給する。また、7月から9月半ばまでの期間、日差しの強い午前10時から午後4時までは外出を控えるようにしている。外を歩く時には、できる限り日陰を選び、薄いベージュの帽子に日傘の取り合わせで、何とか頑張っている(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080716)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080726)。汗っかきなので、ガーゼのハンカチ程度では間に合わず、ハンドタオルを片手に、日差しの強烈な場所では、腕に掛けたりして防御体制を取る。
家の中では、いつでも真ん中の部屋を使い、日差しが直接肌に当たらないようにしている。それでも、布団や洗濯物を干す十数分でさえ、日焼け対象になるとも言うので、油断ならない。
若い頃から、肌を傷めないよう、家では化粧をしないすっぴん方針なので、既にやられている可能性は大である。

さて、その日傘だが、もう二十年以上になったし、小さな斑点のような汚れが出てきたので、新しいものを買おうかということになった。
今日、隣の市へ電車で出掛け、用事ついでに、二つの大手百貨店を見て回った。全体として、折り畳み式でも持ち手が引っ掛け用に工夫されており、傘全体が軽くはなったものの、材質がちゃっちい感じがしてならない。勿論、UVカットは万全で、パーセンテージまで表示されている点、確かに進化しているのだろう。だが、結局、気に入ったものが見つからず、これならば今の物を洗って大切に使うことで、まだ長持ちしそうだという結論に落ち着いた。
通常、うっかりして紛失しない限り(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080306)、傘はいつまでも使う。普段はショッキングピンクの折り畳み式とショッキングピンクの長傘を使っている。また、初めて靖國神社へ行った時(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130403)、突然の豪雨のため、急遽、いただきもののQuoカードを使って近くのコンビニで買った安物の焦げ茶色の折り畳み傘。この三本しか持っていないが、それで充分である。
最近、つくづく思うのだが、軽くても材質が劣化したならば、あまり意味がないのではないかと思う。
近場で日傘を買った二十年前は、それほど高価でもなかったはずだが、どっしりとした重量感と共に、材質も確かだった。それに、当時からUVカット素材だった。