ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

お城の近くで育ったこと

京都文化圏では絶対によそ者の私だが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180715)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180717)、京都へは数え切れないほど行っている。但し、本物の京都文化の真髄に迫る奥の間までは、勿論、ない。
そのような結界がしっかりあってこそ、自分の位置づけも把握でき、その中で分を果たすことができる。
尾張徳川の名古屋育ちであればこそ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110121)、しかも名古屋城と清州城の近くで育った者であればこそ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170729)、以下の本は、どことなく懐かしいような馴染みがある。やはり、地縁と血縁は大切だということだ。

永井博『古写真で見る幕末維新と徳川一族』角川新書(2018年3月10日)

この本は、一般向けには主に文字で知らされていた歴史上の偉人とその家族が、貴重なたくさんのお写真を通して紹介されていることが特徴である。余計な解説がなく、さっぱりとしているのも好ましい。しかも、今春に出版されたとあって、比較的、最近の歴史が新しい角度から学べそうである。
着物のみならず結い髪も、決まった長さに髪の毛を揃えて結い上げるだけではなく、立場や年齢によって微妙に型が違っていたのだろう。
御遺族の意向もあって、昭和時代には公開が難しかったのではないかと想像される。それでも、写真があった方が理解は進む。
過去を理解しておかなければ現在を理解することはできない。