ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

占領政策の名残を払拭しよう

加瀬英明氏の過去引用ブログは、こちらを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=kase-hideaki)。

http://www.kase-hideaki.co.jp/magbbs/magbbs.cgi


「日本を守る? 米国の占領政策から「自立を」」
2018/5/7


・韓国の文在寅大統領が、オリンピックの政治利用は禁じられているのに、北朝鮮の高位代表団と美女音楽団や、応援団を平昌大会に招いて“南北融和ショー”を演出したために、トランプ大統領金正恩委員長との会談に応じる“空騒ぎ”に、発展している。


・文大統領が功名心から余計なことをしたために北朝鮮危機を混乱させてしまった。日米韓、中国をはじめとして、国連による北朝鮮に対する経済制裁を粛々と強化してゆけば、よかったはずだ。


・文大統領は北に胡麻をするかたわら、ことあるごとに日本を足蹴にするのに忙しい。


・そのために、日本では嫌韓感情が日増しに強まっている。いまや、全国民が韓国を蔑み、憐れむようになっている。だが、私たちに韓国を蔑む資格が、いったいあるのだろうか


・韓国は日本統治が終わって73年になるのに、いまでも「日帝時代」が悪かったと非難して、自立できないでいる。日韓併合は、73年の半分の36年でしかなかった。


・日本でも、アメリカによる占領が65年前に終わったというのに、東京裁判をはじめアメリカの占領政策が悪かったから、占領時代を非難するのに忙しく、いまだに自立することができない。韓国によく似ているではないか。


・今日の日本は、中国をアメリカに置き換えると、李朝に変わらない。日本の国会議員や、大手のマスコミ人、学者たちには、朝鮮服が似合うのではないかと思う。

(部分抜粋引用終)

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「御代替りに私たちが考えるべきこと」
2018/5/7


・来春、天皇陛下が退位され、御代替りにともなう重要な一連の式典や、祭祀が行われるが、国民が十分な関心を向けていないと思う。


今上天皇は退位されるのか、譲位されるのか


・今上陛下が天皇退位等に関する皇室典範特例法」に従って、来年4月30日に退位され、翌日、126代目の天皇が即位される。今年の新年参賀には、13万人を超える善男善女の波が皇居を訪れた。来年、譲位される陛下への崇敬の念と愛借の情が、皇居へ向かわせたのだった。


退位は王朝が絶えることを、しばしば意味した。今上陛下のご意志によって、来春、皇太子に皇位を譲られるのだから、譲位というべきだった。ところが、政府も国会も「特例法」のなかで、なぜか「退位」という言葉を用いている。


・一昨年8月8日に、今上陛下がテレビを通じて譲位されたいという、御意向を明らかにされた。


・私は月刊『WiLL』誌(平成28年10月号)に、「これは、天皇によるクーデターだった。お言葉のなかで、皇室典範が定めている摂政制度を斥けられたが、天皇が法を改めるよう要求されることは、現憲法下であってはならないことだった」と、寄稿した。陛下の御意志に従って、譲位を実現するために、皇室典範を改めなければならなかった。


・そのために、政府も国会も、天皇の御意志によって法律を改めたのでなく、陛下の御高齢に配慮して、法を改正したという体裁を繕って、退位という言葉を用いた。即位にともなう祭祀は、それなしに皇統の継承が成り立たないのに、憲法が定める「政教分離原則」に従って、「私的な皇室行事」とみなされ、国事として催されない。


・来年11月14日に、新天皇によって大嘗祭が執り行われる。新天皇の誕生に当たって、天皇が行われる最初の新嘗祭である大嘗祭が、もっとも重要な祭祀であってきた。


・もっとも、「皇室の行事」は「皇室の公的な行事」であって、大嘗祭が「国事行為」とされない理由として、憲法上、天皇の「国事行為」は「内閣の助言と承認」を必要としており、皇室祭祀には適用されないという説明もあるが、強弁でしかなかろう。


大嘗祭のために、黒木と呼ばれる、木肌のままのクヌギの丸太を用いた悠紀殿と、主基殿の2つの大嘗宮が造営される。両殿はまったく同じ造りで、床下は土間のうえに草をしいて、そのうえに竹簀を置く。奥の部屋は大地に蓆をしいただけで、そのうえに衾と呼ばれる夜具が置かれる


・古代が21世紀に生きている


新嘗祭は新穀の収穫を、神々に感謝する祭である。大嘗祭はまず悠紀殿において「夕の儀」が行われ、天皇天照大御神が降臨されると、新穀の米飯と栗飯を3箸ずつ、柏の葉を重ねた器に盛られて、おすすめする


柏の葉の皿を枚手といい、箸は2本棒ではなく、箸の原形とされる、削いだ竹を火で焙ってピンセット状にしたものだ大嘗祭は「おほにへまつり」と呼ばれた、古いお祭りである


天皇神饌を御親供になられたうえで、奥の部屋へ移られ、衾にくるまられる。赤児の瓊瓊杵尊が夜具にくるまれて、高天原から天孫降臨されたのを再演される。


・「夕の儀」が終わると、主基殿において「暁の儀」が夜を徹して行われるが、まったく同じ内容の祭祀が繰り返される。


・政府は大嘗祭が“皇室の私事”として催されるが、内廷費で賄えないので、国費を支出するとしている。


・政府が大嘗祭を遺漏なく準備することは、「政教分離原則」に反しているが、野党もマスコミも異論を唱えまい。


天皇憲法に優っておられた


天皇こそ、日本の芯である。そこで、天皇が行われる祭祀は、皇室の“私事”として扱うような、軽いものではあるまい。それとも、アメリカの占領下で強要した現行憲法が、日本の芯なのだろうか?


・今上陛下が一昨年テレビを通じて、憲法に違反して法律を改めることを要求されたのにもかかわらず、国会が全会一致によって御意向に従ったことは、天皇が現行憲法よりも上にあることを、証したものだった


・履き違えた「政教分離


アメリ占領軍はまったくの無知から、神道を未開なというと、野蛮な宗教とみなして、「政教分離」を強制したのだった。アメリカは同じ敗戦国のドイツも占領して統治したが、ドイツはキリスト教国だったから、もちろん、「政教分離」を強要しなかった。


・いったい、現行憲法は日本という国より上にあって、日本国よりも尊いのだろうか?


護憲派の人々は、日本国憲法が日本国よりも上にあると、主張している。だが、現行憲法の出自は暗いし、日本の国としての悠久の歴史とくらべれば、まだ70年しかたっていない。


天皇こそが、日本を日本たらしめている天皇の存在がない日本を、とうてい想像することはできない。天皇の存在がなくなってしまえば、日本は滅びてしまおう断絶のない国体が、日本に気品を与え、日本を和の国として安定をもたらしてきた


・今日の日本国民のなかで、どれだけの者が新嘗祭大嘗祭はもちろんのこと、天皇家の起源を語っている日本神話について、知っているものだろうか。


・学校教育は国民の心を受け継いでゆくために、行われるべきものだ。憲法の目的も、2000年以上にわたる悠久の日本の心を守ることが、もっとも大きな役目であるべきだ。現行憲法は、日本を敵視している。


天皇の御存在が、危ふいものとなっている。平成28年に、秋篠宮家に悠仁親王が御誕生になられたが、このままでは皇統が遠からず絶えてしまうことになろう。まさに国難である。占領下で臣籍降下を強いられた11宮家のなかから、ふさわしい男子に皇籍復帰をお願いするべきである


・人も国家も、伝統精神と現代精神が交わるところで、生きなければならない。いったん伝統精神が失われてしまえば、人も国家も糸が切れた凧のように、あてどもなく世界を漂うことになってしまう。国家が漂流してよいものか。日本は押しつけられた、借り物の現行憲法のもとで、使い捨てのプラスチックの造花に似ている。


宮中祭祀は国民のために行われる


日本国憲法のもとで、天皇が「象徴天皇」として、神聖な存在でなくなってしまっている。日本国民の大多数が、天皇が神々しい存在であることを認めているが、憲法は現実から遊離している。


現実からかけ離れた憲法は、国民の精神を狂わせる。人はしっかりと両足を大地につけて、立たなければならない。

(部分抜粋引用終)