ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

ヘンリー・ジャクソン協会

夏越祭をきっかけに(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170630)、神社のおさらいと整理を始めて数日経つが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170702)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170703)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170704)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170705)、やはり若い頃にみっちりと学校で体系的に教えられたことは、思い出すのも早い。それに、久しぶりに旅から帰って自分のアイデンティティの拠り所に再会した気分で、すっきりと落ち着く。また、買い物の時に、自転車を漕ぎながら古い日本家屋を見ても、(なるほど)と系統だって改めて理解できる。
日本には論理性がない、と偉そうに論評していた西洋人がいたが、こちらに論理性がないのではなく、単に理解しようとする能力とやる気がなかっただけでは?
やはり、故ハンチントン教授が言われたように(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080511)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080626)、日本文明(?)は、独自で特殊で孤立しているのかもしれないが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161017)、これが自分達の先祖が築き上げてきたものであり、そこに自分も参列して暮らしを営み、後の世代に手渡すことになる基盤なのだから、責任のない無関与な他人に何を言われようと、関係はない。むしろ、そういう他人に飲み込まれ、乗っ取られないためにも、精神面でも知識の上でも、きっちりと土台固めをし直さなければならない。
そうすれば自ずと、移民到来など、選別されていくことであろう。
「あれこれ本を読むな!」と研究会で怒ってきた、今は民博の教授をしている(であろう)同世代だが年下の男性がいた(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20101105)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130906)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131218)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140305)。彼は、かつて同じ町内に住んでいたことがあるので、私が今復習している事柄は、当然のことながら承知していることだろう。わかっている人には不要だろうが、私には必須のプロセスなのだ。
午前中、ダグラスさんの本を夢中になって読みながら(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170513)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170601)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170614)、彼が参加したテレビ番組や講演会等の映像の断片を思い浮かべたり(http://itunalily.jp/wordpress/)、昨秋、パイプス旅団で一緒に辿ったパリ、ベルリン、ストックホルムの行程を思い出したりしていたが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161023)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161025)、恐らくは、執筆当時のダグラスさんの英国人としての心境よりも、日本の私の方が、遥かに落ち着いて安定していることであろう。
それは、古代からの神社が日本列島の至るところに鎮座しているからである。誕生直後のお宮参りから結婚式まで、人生の節目には常に根付いていたものだ。
こればかりは、近隣諸国からの大量移民によって、メディアや一部教授の無責任で奇妙な説によって、勝手に変容させてはならない。
偶然にしては出来過ぎていたが、たった今、記載したばかりのフェイスブックからの転載を。

https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima


池内先生、お疲れ様でした。

Satoshi Ikeuchi

ふう終わった。長い1日だった。帰り道に日本語ニュースを整理。サウジ・UAEのお抱えメディア・学者が今無理筋で流すテロ=カタール原因説に対して、正当な異論がソース付きでいっぱい出てくる。


あ、ヘンリー・ジャクソン協会だ!ダグラスさん(副所長)とハンナさん(研究員)の職場!
お二人とご一緒させていただいた昨秋の欧州の旅.....
ダニエル・パイプス先生、本当にありがとうございます。


http://www.bbc.com/japanese/40502846


「英国内の過激思想、最大の海外要因はサウジ=報告書」
(Saudi Arabia has 'clear link' to UK extremism, report says)
2017年07月5日


ロンドンの外交シンクタンク「ヘンリー・ジャクソン協会」は4日、英国内で過激思想が広がる最大の海外要因となっているのはサウジアラビアだとする新たな報告書を発表した。


同協会は、海外から資金提供を受けるイスラム主義組織憎悪を語る説教師暴力を推進するイスラム教聖戦主義(ジハード)組織との間に「明白で、強まりつつあるつながり」が認められたと指摘した。


ヘンリー・ジャクソン協会は、サウジアラビアやほかの湾岸諸国の関与について公開調査を実施するよう訴えた。


英国のサウジアラビア大使館は、報告書の主張について「完全な虚偽」だとしている


英政府に対しては、国内に拠点を置くイスラム主義組織について報告書を公表するよう、要求が上がっている。


2015年には、当時のデイビッド・キャメロン首相の指示を受けて、内務省が聖戦主義組織の存在と影響力について報告書をまとめようとしたものの完成しなかったとされ、公表が危ぶまれている


政権を批判する人々は、サウジアラビアをはじめとする湾岸諸国と外交、安全保障、経済の各方面で長年にわたり緊密な関係を築いてきた英政府にとって、このような報告書は都合が悪い内容だったのかもしれないと指摘してきた。


ヘンリー・ジャクソン協会による4日付の報告書では、過激思想を持つ説教師を受け入れ、過激思想の文書などの拡散に関与したとみられているモスク(イスラム教礼拝所)やイスラム教育機関に対し、多くの湾岸諸国やイランが資金援助をしていると指摘している。


最大の役割を果たしていると指摘されたのがサウジアラビアで、報告書は多くの事例を挙げて、個人や財団が「反リベラルで偏狭なワッハーブ派の思想」の輸出に深く関与していると非難した。


報告書は、サウジアラビアから資金援助を受ける英国の組織について、一部の限られた事例ではサウジアラビアが直接運営しているが、多くの場合は「外国人献金者の影響力を買う」ために資金が使われているようだと指摘した。


「暴力的な過激思想」


ロンドンのサウジアラビア大使館は文書で、同国が少数の人数を過激化させたなど「根拠がなく、説得力のある証拠がない」と反発。むしろサウジアラビアは、過激派組織アルカイダやいわゆる「イスラム国」(IS)からたびたび攻撃されていると反論した。


大使館は、「暴力的な過激派による行為や思想を容認しないし、今後も容認しない。このような逸脱者やその組織がつぶされるまで、我々は手を休めない」と表明した。


BBCのフランク・ガードナー安全保障問題担当編集委員は、今回の報告書は、サウジアラビアアラブ首長国連邦UAE)、バーレーン、エジプトの4カ国が、カタールが過激思想を支援しているとして、同国への対立姿勢を強めている微妙な時期に発表されたものだと指摘する。報告書はサウジアラビアなどの行為が偽善的だと非難している。


4カ国の外相は5日にカイロで会議を開き、カタールに対するさらなる制裁について協議する。一方、カタールムハンマド外相は、ロンドンで開く記者会見で同国の主張を説明する予定。


「懸念すべき」つながり


野党・労働党のダン・ジャービス下院議員は今回の報告書を支持し、サウジアラビアと過激思想への資金援助との「非常に懸念すべき」つながりに光を当てていると指摘。海外からの資金援助に関する報告書を公表するよう、政府に求めた。


同議員は、「今年我々が経験した悲惨で悲劇的なテロ攻撃を考えれば、社会を守るため、あらゆる可能な手段を使うことは非常に重要だ」とし、「それには、過激思想を推進し支援するネットワークを特定し、それを支える資金の流れを止めることが含まれる」と述べた。


ジャービス議員はさらに、市民社会における過激思想の事例を発見するために現在提唱されている新組織、対過激思想委員会が、英国内の組織に対する海外からの資金援助を最優先で取り組むべきだと語った。


今年4月にサウジアラビアを訪問しているテリーザ・メイ首相は、同国との歴史的な関係は英国の安全保障と貿易にとって重要だと繰り返し主張している。


ジェレミー・コービン労働党党首は、サウジアラビア国内の人権問題やイエメンでの軍事行動を理由に、サウジアラビアに対する武器輸出を即時一時停止するよう求めている。

(転載終)
「ヘンリー・ジャクソン協会」「ハンナさん」については、過去ブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170316)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170327)を参照のこと。
上記の報告書は、PDF形式で既に公開されているので(http://henryjacksonsociety.org/wp-content/uploads/2017/07/Foreign-Funded-Islamist-Extremism-final.pdf)、詳細はこちらを参照されたし。
ますます、2003年からの同志社大学一神教学際研究センターの活動に関して、多額の税金を使って運営した教授陣の責任が、鋭く問われるべきであろう。英国事例は、決して他人事ではない。2004年から3年間、実際に呼ばれて内部に関わった者として(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160122)、私は今後もさまざまな形で公表を続ける。