ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

ガス器具の大交換

年の暮れも押し迫り、ますます予定が立て込んでいる。
先月半ば過ぎ頃から気づいていたのだが、家のガス温水の温度調節機能が壊れたため、今日、工事に来てもらった。
お皿を洗っていると、突然、お湯の温度が高くなり、火傷しそうになるほど熱くなったのだ。お風呂でシャワーを浴びていても、急に熱くなって火傷寸前になったので、水の蛇口も同時に開きながら使っていた。
十日ほど様子見だったが、あまりにも温度差が激しくて手間取るので、大阪ガスへ電話してみた。ちょうど、アマゾンの応対で苛立っていた頃だ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161216)。
少し話しただけで、すぐに「申し訳ございません」と電話口の係の女性が言った。アマゾンとは正反対だった。
ガス爆発でも起きたら危ないからだろうが、業務に対する責任感は、的確な応対に現れるものだと感じた。
翌日早速、担当のおじさんが検査に来られた。温度計を示して、温水用の蛇口を出しっぱなしにすると、徐々に51度まで水温が上がってきた、と教えてくれた。ちょうど二十日ほど前のことだ。
道理で、火傷寸前だったわけだ。
この頃では、電気や水道などの定期検査に家に入る方達は、なるべく室内をじろじろ見ないように指導されているらしく、目を伏せて仕事に専念し、終わるとさっさと出て行かれるが、このガスのおじさんの場合は、堂々と壁のカレンダーを眺めて「うちも立て込んでいるから、年内は無理かもしれませんな」と言った。
これでは、年末年始のお正月準備やお掃除なども、不具合のままだと観念していた。
ところが、仕事納めの今日、ガス器具の全面取替工事のために三人来てもらえるとの連絡が、事前に入った。
朝、9時20分に電話が鳴り、「三十分後にそちらへ向かう」とのことだった。
台所とお風呂場と脱衣場を掃除して、物を他の部屋へ移し、洗濯後のお風呂の残り湯を抜いて、あれこれ忙しくしていたら、きっかり10時10分前に来てくださった。実にタイミングがよかった。
それから、四時間たっぷり、大型ガス器具を外して、ガス器具と洗濯機の裏面に落ちていたさまざまなもの(埃にまみれて出てきた掃除用の歯ブラシや洗濯した後の靴下や下着(!)など)を大きなゴミ袋に入れて、浴槽のエプロンも外して、新しい器具の設置など、大掛かりな工事が始まった。
役割分担がテキパキしていて、三人で連絡を取り合いながら、寒い中を家を忙しく出たり入ったりして、工事は進んでいった。
ここに住むようになって十二年以上経つ。定期的なガス点検も怠りなく行ってきたが、やはり器具は消耗品だけあって、ちょうど寿命だったようだ。
今回は、我が家の自己責任ではなかったので、全額無料で、工事の報告などもガス会社持ちということになった。
お陰様で、年末の大掃除としては、上出来。お風呂がきれいになり、脱衣場がすっきりとし、台所の給湯スイッチまで新品になり、より快適な現代生活への一歩となった。
昔は、多少不自由な思いをしていても、自分が調整すればよいと考えていたが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090616)、それでは世の中は進歩しない。また、間違ったら事故が発生する可能性もある。何よりも、エネルギーや時間の無駄だ。
そんなことを振り返りながら、来年への心準備を少しずつしている。