ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

劣化と停滞に向かっている?

普段は読まないが、たまに続けて目を通すと、ケント・ギルバート氏(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=%A5%B1%A5%F3%A5%C8%A1%A6%A5%AE%A5%EB%A5%D0%A1%BC%A5%C8)から学ぶ点が多いことに気づく。
この頃、日本文化をことさらに賛美する一般向けの本がアメリカ人からも出てくるようになり、少しはその種の本も入手して見ている。嬉しいどころか、それは西洋文化の活力が低下してきたことの証左で、残念に思っている。その中で、ケントさんは日本を上手に立てつつも、ギリギリのところで苦言を呈していらっしゃると感じる。恐らく、この辺りが本音なのだろう。
学生時代から留学生やペンフレンドとの交流があったので、今でも実感するところだが、本質的には、まだ日本人全般が西洋思考の論理水準に到達していないと一段低く評価されていると考えている。地球上を簡単に飛び回れるようになった昨今、文化の多様性については誰もが認めるところだが、文化の質について美醜や優劣判断や好き嫌いの感情が含まれるのは、やむを得ないことだろう。だが、基本原則として、事実証拠に基づいた論理性思考がなければ、人間社会はどこまでも混沌とし、雑多に陥っていく。規則を守って、自分の行為に責任を負って、正々堂々と生きていないと、澱んでしまう。
1990年代前半、マレーシアのような多種多様な人々が住む途上国に派遣されて、三年間も仕事をすることになった。健康面や金銭面も含めて、自分で自分を律することの厳しさと大切さを痛感した。何事もメモを取って記録に残し、書類はコピーを取って証拠とし、知らないことは知らないと通し、分をわきまえ、憶測を自分勝手に公に出しては危険だということについて、身をもって学んだ。当時はまだインターネットもなく、世間体や恥の概念が生きていた上、協力し合わなければ生活が困難だったので、日本人社会にも規制があった。
だが、この頃では、感情に任せて事実確認もしないままに、勝手に誤解して言いたい放題、書きたい放題という傾向が目立つ。まるで途上国に向かってどんどん下降しているかのようだ。実に嘆かわしい。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150530/dms1505301000005-n1.htm
2015.05.30


ポツダム宣言」の英文と日本語現代語訳


終戦後、徹底した検閲を通じて日本のマスコミを管理し、虚偽の報道で日本人に贖罪(しょくざい)意識を植え付けた側が、宣言では日本政府に「言論の自由を確立しろ」と命じているのだ。
・第5条は『Following are our terms』で始まる。「我々の条件を以下に示す」という意味だ。日本政府は条件付きで降伏したのである。具体的には「軍国主義の追放」「領土占領」「日本領土は本州、北海道、九州、四国と諸小島」「戦争犯罪人の処罰」「民主主義復活」「平和的政府の樹立」などである。
・第12条には「条件が達成された場合に占領軍は撤退する」と明記してある。無条件降伏の要求はこの後の第13条、「全日本軍」に対するものだ。第13条に従い、日本軍は進駐軍に1発の銃弾も撃たなかった昭和天皇玉音放送を通じて、日本国民に戦争終結を訴えられたおかげだと思う。
・「第1章 天皇 第1〜8条」の撤廃は日本共産党最大の悲願である。どこが護憲政党なのか。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150711/dms1507111000003-n2.htm
2015.07.11


・誰もが政治に関心を持ち、自分の意見を発信することは民主主義の基本であるが、単なる感情論や知識不足から生じる間違った主張は、時として有害である。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150718/dms1507181000003-n1.htm
2015.07.18


・民主主義とは賛否両論の議題について、過半数を取った側の意見に全員が従うルールである。
・安全保障関連法案については110時間を超える審議後である。これを強行採決として批判するのは、情緒的すぎると思う。
・本来、国会審議中の重要法案の論点や争点を整理して、国民に分かりやすく伝えることは、マスコミが果たすべき重要な役割の1つである。
他国の工作員ではない限り、「われわれは世の中の動きを理解していません」「煽られて大騒ぎしています」とアピールしているようにしか見えないからである
・「憲法第9条が日本を守っている」という教義の宗教にダマされる人々には、もはや怒りすら感じる。
・国民の無知と現実逃避が、日本という国を危機にさらしている。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151031/dms1510311000002-n2.htm
2015.10.31


中韓とは違い、望めばいくらでも正しい情報を収集できる現代日本に住みながら、事実を自分で確かめず、頭から拒絶する態度は、「怠け者」以外の何者でもない。
時代の変化に気を配らず、変化に気付いても受け入れず、変化に対応しようと真剣に動く人の足を引っ張る
「レッテル貼り」と「被害者ビジネス」は、怠け者の商売道具である。対案も示さず、政府政策のすべてに反対する無責任野党も、ただの怠け者だ。

(部分抜粋引用終)