ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

「圧力」という虚像

昨日のブログ内容(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160425)と、底流において関連する話題。
時々、朝日新聞NHKをドッキングさせて、建設的批判というよりも、単純にレッテルを貼って叩く論調がなきにしもあらずだったが、以下の話はおもしろい。こういう文章をもっと読みたいものだ。

http://ykdckomori.blog.jp/archives/1056233294.html


朝日新聞が描く「報道への圧力」という虚像  NHKは否定」
2016年04月24日


古森義久


朝日新聞はこのところ「日本のニュースメディアは政府の圧力に抑えられている」という主張を熱心に広めている。とくにテレビのニュース関連番組に関しての「政治権力の圧力」を強調するのだ。


・ところがNHKの代表的なニュースキャスターがそんな圧力はまったくないと否定した。同キャスターの言葉どおりならば、朝日新聞の描く「メディアへの政治の圧力」は虚構の政治宣伝ということになる。


・「昨今、国会では『政治的公平性』が話題になっていますが、僕たちの現場で外から圧力を感じたり、萎縮して忖度したりすることはありません。忖度という言葉が独り歩きしている部分もあると感じます」


・ちなみに「忖度」というのは「他人の心中をおしはかること」という意味である。だからこの場合は政府や与党の考え方、あるいは野党や他のメディアの考え方を勝手におもんばかって、自分の表現を左右するという自主規制を指すといえよう。


・政府や与党の関係者がニュースメディアの内容について意見を述べることは国民の誰にも認められた表現の自由言論の自由につながっている。政府や与党の代表が放送法という日本国の法律に違反した場合の措置を語ることも法治国家としてむしろ必要な動きだといえる。


・このNHK代表の言葉が日本のメディア界の現実であれば、朝日新聞がしきりに宣伝する「圧力」や「忖度」は虚構の絵図ということになる。

(部分抜粋引用終)