ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

明日の締めくくりを前に

今年の締めくくりを明日に控え、政治の話題を。
関西にある塩川正十郎氏のご邸宅を、私は知っている。かれこれ十八年間、年に二回は前を通るからだ。
アメリカの政治傾向については、我が国の動向や東アジア情勢と同様に、非常に憂慮している。12月には三本もパイピシュ先生から訳文依頼が来て、一応は下訳を仕上げてあるが、何となく気が乗らないのも、そのせいだ。倦怠期?

1.アゴラ(http://agora-web.jp/archives/1665276.html

「元祖癒し系政治家、塩爺こと塩川正十郎氏」


・2001年の自民党総裁選挙での小泉純一郎の選対本部長として、小泉内閣の成立に尽力し、その後、80歳近い高齢にも関わらず財務大臣として、小泉構造改革を進めた塩川正十郎(「せいじゅうろう」ではなく、「まさじゅうろう」です)は、「塩爺」と呼ばれ、世間から愛されていた政治家の一人。

大阪府に生まれた塩川氏は、慶応義塾大学経済学部に進学。戦争時は学徒出陣で出征。終戦後には会社設立や市役所の助役。

・1967年の衆議院総選挙で当選するとその後は、内閣官房副長官自民党税調会長・運輸大臣・文部大臣・内閣官房長官自治大臣国家公安委員会委員長自民党総務会長など多くの大臣や党の要職。

・「癒し系大臣」や「塩爺」と愛された政治家ですが、若い時には血気盛んで「瞬間湯沸し器」。

・豪快でありながら愛された政治家、塩川正十郎氏は、本年9月19日に肺炎で他界。


・増沢諒:食べる政治代表
1988年長野市出身。早稲田大学卒業後、ITベンチャーでの勤務を経て、現在、東工大大学院修士課程。研究テーマは「ネットと政治」。


・編集部より:この記事は、選挙ドットコム 2015年12月29日の記事『「餓死亡命同盟」から出馬当選、国会議員同士で不倫・出産…2015年に逝去した政治家たちの人生が破天荒過ぎる!』を転載。

(部分抜粋引用終)
2.(http://newglobal-america.tea-nifty.com/shahalexander/2015/12/post-35a1.html

2015年12月29日
「トランプ現象と共和党の劣化」


・現在の共和党は重大な岐路に立っており、ドナルド・トランプ氏という恐怖心の扇動に長けた排外主義のポピュリストの台頭を前に恐れおののいている。アウトサイダーがのし上がってくること自体はアメリカ政治では特別なことではない。歴史上の大統領のほとんどは自分達の選挙運動で反ワシントンのスローガンを叫んで古い政治の刷新をはかってきた。しかし今回の事態は過去の事例とは全く異なる。


・現在の共和党は重大な岐路に立っており、ドナルド・トランプ氏という恐怖心の扇動に長けた排外主義のポピュリストの台頭を前に恐れおののいている。アウトサイダーがのし上がってくること自体はアメリカ政治では特別なことではない。歴史上の大統領のほとんどは自分達の選挙運動で反ワシントンのスローガンを叫んで古い政治の刷新をはかってきた。しかし今回の事態は過去の事例とは全く異なる。


トランプ氏の支持層は共和党の中でも際立って最も知的水準が低く、それに対してマルコ・ルビオ上院議員の支持層が最も教育程度が高くなっている。


・討論会の議論の軸となったのはマルコ・ルビオ氏に代表される対外介入主義とテッド・クルーズ氏に代表される孤立主義である。ルビオ氏はパリとサン・ベルナンディーノでの事件に鑑みてテロに対する強力かつ断固たる対応を主張している。他方でクルーズ氏は中東での行動は慎重にすべきで、民主化の促進よりも本土防衛を重視すべきと訴えている。


・テロの脅威の増大は、潜在的にテロ行為の可能性がある通信に対する国家安全保障局による監視の強化、反米的独裁政権の放逐、そして国防費の増大を訴えるルビオ氏に有利に働く。他方でクルーズ氏は共和党内の孤立主義感情に訴えかけるために不法移民への市民権授与に反対している。


アフガニスタンに関する以前の記事で述べたように、保守派のアメリカン・エンタープライズ研究所とリベラル派のアメリカ進歩センターは合同で政策討論会を開催している。また政府レベルではブルッキングス研究所ロバート・ケーガン氏が2008年大統領選挙でジョン・マケイン候補の政策顧問だった立場を超えて国務長官麾下の外交政策委員会に加わっているばかりか、超党派のエジプト政策研究グループで共同議長を務めている。しかし今の共和党は全米の無教養な群衆にハイジャックされている。


・我々がなすべきことは、そのようにおぞましい共和党の劣化の背後にある現実を探ることである。トランプ氏が指名されなくても、それに続くのはテッド・クルーズ上院議員である。排外主義の候補者の台頭によって世界の中でのアメリカの立場は悪くなっている。クルーズ氏はトランプ氏の悪名高きイスラム教徒の入国禁止案への非難を拒否した唯一の候補者である。さらに問題なことにクルーズ氏はトランプ氏と一緒になって政府がイスラム系テロリストと背後でつながっているなどと言って、陰謀論を煽って大衆の恐怖心をかき立てている。何が共和党をこれほど偏狭な思想に動かされやすくしたのだろうか?


・ウォールストリート・ジャーナル紙のブレット・スティーブンス氏はトランプ氏の選出阻止と保守の理念を守るためにも保守派の有権者ヒラリー・クリントン氏に投票するようにと呼びかけている。ウィークリー・スタンダード誌のウィリアム・クリストル氏はトランプ氏が指名されるようなら保守派の人々は第三の政党を立ち上げるべきだとまで提言している。

(部分抜粋引用終)
3.(http://www.kase-hideaki.co.jp/magbbs/magbbs.cgi

「間もなく始まる米大統領選 本命は共和党マルコ・ルビオ」
2015/12/25
 
・11月にワシントンで、5日過した。
・1年後の大統領選挙へ向けて、民主党ヒラリー・クリントン夫人が独走しているが、共和党は素頓狂なドナルド・トランプが先頭に立って、もう4ヶ月も競っているのに、大混乱状態である。
・私はワシントンに40年も通っているが、アメリカがこんなひどい混乱に陥っているのは、はじめてだ。アメリカが方向を見失っている。
・次々と篩(ふるい)にかけられて、マルコ・ルビオとテッド・クルーズが残る。2人は上院議員で44歳の若さだが、ルビオが7月のリリーブランド共和党大会で、大統領候補指名を獲得することになると思う。
・このままゆけば、ヒラリーが7月のフィラデルフィア党大会で民主党候補に選ばれよう。

(部分抜粋引用終)