ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

よいお年を

早いもので、本年も大晦日を迎えました。皆様にとって、この一年はいかがでしたでしょうか。

新年を前に髪の毛を整えようと、午前中、初めての美容院に行ってみたところ、新鮮な出会いがありました。このお店は随分前から知ってはいたものの、何となく惰性で、この町に住むようになった十数年前、ご近所の方に教えていただいた方の美容院に大半は行きつけていました。ご年配のお客さんも多かったので、自分が年を取っても大丈夫だろう、と勝手に思い込んでいたのです。
一方、この新しい開拓地は、実は昨日、主人がスマホで見つけてくれたお店。電話予約した時の対応がきびきびしていたので、好印象を持ちましたが、非常に繁盛していて活気があり、若い男女の美容師さん6人が、誇りを持って生き生きと一生懸命に働いていました。二つ目のお店も隣町にあるのだと、うれしそうに話してくれました。どの人も挨拶が丁寧で明るい印象でした。
同じメニューでも、これまでのお店より二千円ほど高いのですが、設備の工夫と気配りサービスによって、充分、納得のいくものでした。
なぜなのかと考えてみたところ、遠方から通ってくる美容師さんではなく、全員、町内在住者だとのこと。年末年始はお休みのところも多い中、町内で育って遠方で就職したり結婚で出て行った人達が帰省して、きれいにしたいと立ち寄るケースもあるため、いろいろとお話が聞けるのが楽しみだとの由。つまり、町内の目が光っているし、美容師さん側も町内外の動向を見ているのです。地元なので、愛着を持ってしっかり働こうという気になるのは自然で、その結果、お店が雰囲気も良く明るく前向きだというわけです。

格差社会と煽り立てるメディアがありますが、実は古今東西、人間の競争社会とはこのことで、どの職にあっても、時代の変遷に合わせて、創意工夫を凝らし、自分に向いた方面で一生懸命に働くことで、確かに報われるという証左だと思います。
その意味では、誰にでも公平に希望はあり、意欲一つで道は開けるのだろうと思います。

今年一年、ご愛顧をありがとうございました。来たる年が、皆様にとりまして、実り多く幸いに満たされたものとなりますよう、心より祈念申し上げます。どうぞよいお年をお迎えください。