ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

左派ユダヤ系出版物“Forward”

“Forward”というユダヤ系の出版物がアメリカにある。『前進』という意味からもうかがえるように、左派系出版物だということは、すぐに想像がつく。社会主義思想のオバマ氏が第二期大統領選のキャッチフレーズにこの語を連発していたことからも、その傾向がわかろうというものだ。
この出版物に、「昔からの保守派」だと名乗っているパイピシュ先生が、どういうわけだか過去に10本は論考文を書いていたことは、二年以上前からずっと気になっていた。あれほど、パピ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131206)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140605)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140707)のお仕事からも、恵まれた生育歴からも、1960年代末の学生運動での苦い経験からも、生粋の左派嫌いのパイピシュ先生が「なぜ?」と。だから、訳出予定もなかった。以下に逆時系列の一覧表とアドレスを。

Needed: Muslims against Terror[ - and Not Salam Al-Marayati], July 16, 1999 (http://www.danielpipes.org/312/needed-muslims-against-terror-and-not-salam-al-marayati)


Islam's Big Threat in America, April 30, 1999 (http://www.danielpipes.org/307/islams-big-threat-in-america)


...Too Bad Their Minds Are Made Up, December 25, 1998 (http://www.danielpipes.org/302/too-bad-their-minds-are-made-up)


Polls Together, Polls Apart, October 17, 1997 (http://www.danielpipes.org/289/polls-together-polls-apart)


[Hebron Pig Poster Incident:] How Clinton Adheres to the 'Rushdie Rules', July 25, 1997 (http://www.danielpipes.org/284/hebron-pig-poster-incident-how-clinton-adheres-to)


An Islamic Internationale?, July 22, 1994 (http://www.danielpipes.org/251/an-islamic-internationale)


[Oslo Diplomacy:] "Now for the Hard Part..." , May 6, 1994
(http://www.danielpipes.org/249/oslo-diplomacy-now-for-the-hard-part)


Palestinians Who Praise Israel , February 11, 1994
(http://www.danielpipes.org/245/palestinians-who-praise-israel)


Assad, the Spoiler, December 24, 1993 (http://www.danielpipes.org/240/assad-the-spoiler)


Implications of the Rabin-Arafat Accord, September 24, 1993 (http://www.danielpipes.org/237/implications-of-the-rabin-arafat-accord)

つまり、1993年に2本、1994年に3本、1997年に2本、1998年に1本、1999年に2本と、1990年代に限って散発的に書いていたことがわかる。もっとも、速筆で多作なパイピシュ先生のことなので、まだウェブに掲載していない玉稿や未発表原稿があるかもしれない(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120926)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121111)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140616)。

ここ数日、ひょんなことから、その背景事情が判明した。きっかけは、私が何年も存じ上げる二人(アメリカ人と日本人)の研究者が、今のハマスイスラエルの紛争に関して、イスラエルの先制攻撃なのか自衛なのかという経過事情を説明するのに、“Forward”の記事を引用していたからだ。
アメリカ人の方は、「これはアメリカでは知られていない事情が書かれている」ということでフェイスブックに引用し、「ネタニヤフ政権は、嘘で塗り固めたまずい政治をしている」と批判していた。日本人の方は、「中東に関する議論の質は高い。よそが書いていないというのを見極めてここで書いたりするのだろう。ときどきすごくいい知見・視点が載っている。また、『フォワード』の場合、書き手によっては「(イスラエルではなく)アメリカこそ約束の地だ」とするタイプのユダヤ人知識人の書き手が多いので、イスラエルに対しても独特の見方をする」と述べていた。ここで公正を期すと、日本人とは池内恵氏のことで(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140613)、またもや期せずして、ブログで書かれていたので驚いた次第である(http://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-159.html)(ユーリ後注:2015年6月初旬にアドレスを移行された(http://ikeuchisatoshi.com/i-1159/))。
アメリカ人の知り合いがフェイスブックで引用していたのが、以下の記事。

http://forward.com/articles/201764/how-politics-and-lies-triggered-an-unintended-war/?p=1
How Politics and Lies Triggered an Unintended War in Gaza
Kidnap, Crackdown, Mutual Missteps and a Hail of Rockets
by J.J. Goldberg
July 10, 2014

そして、池内氏がブログで引用していたのが、以下の記事。

http://blogs.forward.com/jj-goldberg/201863/how-the-gaza-war-started-and-how-it-can-end/
How the Gaza War Started — and How It Can End
by J.J. Goldberg
July 10, 2014

どういうわけかお二人とも、“Forward”の今のJ.J.Goldberg編集長の二本立ての連載を前後で引用し、その内容を基本的に信用し、その路線で論を展開されているのだ。

実は、アメリカ人のフェイスブックの引用は7月10日付。その批判を見た時にはびっくりしたので、しばらく考えてから、パイピシュ先生にお尋ねしてみた。2014年7月12日付メールである。以下にそのやり取りを。

「あるアメリカ人の知り合いが、フェイスブックに以下の記事を引用しました。
http://forward.com/articles/201764/how-politics-and-lies-triggered-an-unintended-war/?p=1
彼はこの記事を正しいと考え、ネタニヤフ首相が、この種の嘘の上に政治をしてきたと結論づけています。


私の質問:
(1)この報告を正しいとお考えですか?
(2)この出版物は、1897年以来、社会主義あるいは社会主義労働党の基盤に基づくというのが私の理解です。私は正しいですか?
(3)先生は、過去に“Forward”に最低10回は書いて来られました。もし政治的に保守派だとご自身を提示されるならば、何がこの出版物に書くよう導いたのですか?
(4)私は、イスラエルを取り巻く現在の紛争が情報戦の傾向にあるという先生に、全く同意いたします。でも、もし非専門家が情報の両側を見ることによって状況を理解したいならば、どちらの側がもっと正直あるいは正しいやり方にあると、どのように結論できるのでしょうか?

7月13日付でお返事が届いた。私の質問の要点が拡大サイズの文字で強調されて戻ってきた上である。

「(1)いや、ゴミだ。
 (2)(3)1990年代以外は、そうだ。保守派のSeth Lipskyが英語版を作った時期だ。彼が僕の友達の一人を編集者に指名し、その彼女が何か書くよう依頼してきたから、僕はしばらく書いたんだ。J.J.Goldbergが乗っ取った時、僕は書くのを止めたばかりでなく、彼の編集下で何かをするのも止めた。彼のジャーナリスト達から電話を取ることも拒絶した。あの新聞がひどく不正直だとわかったからね。
(4)イスラエル人は天使じゃないけど、PLOパレスチナ自治政府ハマスは恐ろしい嘘つきだ。独自に正しいと確かめない限り、彼らが言うことを僕は何も信じないんだ。」

同日付での私のお礼の返事。

「1990年代の“Forward”に関して、一定の編集変更の短い歴史についてのご説明をありがとうございます。
なぜ、2012年のオバマ氏キャンペーンで頻繁に聞かれた『前進』のような左派で進歩的な響きのするタイトルの出版物に書いて来られたのかと、私は実は少し不思議だったのです。
日本の日本語出版物に関しては、すぐに政治思想的な傾向を見分けられますが、ユダヤ系出版物に関しては、まだ学ぶ余地がたくさんあります。


(4)については、長年のMEMRIやPMW(パレスチナ・メディア・ウォッチ)の購読者として、もちろん私は最初から、ハマスPLOパレスチナ自治政府等を信用していません。私が元々意味したのは、ユダヤ系内部の多様な解釈と人物についてでした。


私が言及したアメリカ人の知人については、一点付け加えなければなりません。彼は、アメリカとイスラエルムスリム諸国で、宗教間対話に従事してきました。そして、2012年3月末に私が先生の翻訳を始めたと知るまで、彼は私に非常に親切でした。そして、最近の突然の“Forward”記事の引用と賛同を見つけた時、突如、全てが私には明らかになったのです。道理で、彼は日本や日本人全般に冷淡なように見えたのですね。その代わりに、彼は華人の方が好きです。


キーワード:「新思考」「パラダイム・シフト」「転換」「前進」「変化」など。」

これに対しては、お返事なし。戦略思考で合理的なパイピシュ先生は、毎日、中東の情報分析に忙しくて、私とメールで遊んでいる暇はない。

と、思っていたら、7月16日付の池内恵氏のブログで、「ゴミ」扱いされたJ.J.Goldberg続編が登場したのだった。
そこで私は、再び早速、パイピシュ先生に続きのメールを。7月17日付である。

「しかし、しかし、しかし….。


ある著名な中東研究者の日本人(40代前半)もまた、J.J.Goldbergの続編を日本語ブログで引用しました。(彼は左翼では全くありません。)
http://blogs.forward.com/jj-goldberg/201863/how-the-gaza-war-started-and-how-it-can-end/
彼は、どのように現在のハマスイスラエルの紛争が始まったかに関して、このGoldberg著述や『ハアレツ』紙の報告を信用する傾向にあります。


私が驚いたことに、 “Forward”論考は中東に関してハイレベルの議論を提供すると、彼は書きました。他の関連出版物では見出せない、幾つかのよい視点があるとも書いています。“Forward”には「イスラエルではなく合衆国が、ユダヤ人にとっての約束の地である」と考える知識人の執筆者もいる、とさえ書いています。


私は、先生のご説明や立脚点をよく理解しています。でも、ずっとより影響力があり、学術的に強力な同胞の日本人が、もし“Forward”記事に傾いているならば、どのように私は、先生の知見がもっと信用に足ると、読者を説得できるのでしょうか?」

同日付ですぐにお返事が届いた。

「よい問いだね。どの新しいアイデアも、概して拒絶された周辺から始まる。周辺に留まるものもあるけど、通念を打破して優勢になるものもある。僕は、自分の考えがゆくゆくは日本で広まるという確信は持っていないけど、できることは、ベストを尽くしてみることだね。一般的に真実が勝利するから、僕は楽観的だよ。」

「新しい」「周辺」という形容句が、誰の何を指しているのか、いささか不明瞭だったので、再度確認を私から7月18日付メールで。

「ごめんなさい、私は少し当惑しているように思います。
先生の知見が、まだ『新し』くて『周辺』だと意味されているのですか?
アメリカの知人と日本の研究者が、“Forward”のGoldberg著述を引用したのは、新しくて知られていないことが書いてあると考えたからです。そして、お二人とも中東に関してアマチュアではありません。でも先生は、Goldberg著述を不正直であると見なし、電話も拒絶されています。


どのように、事実に基づいた著述を誤報から見分けられるのでしょうか?」

即座にお返事。

「(僕の知見が新しくて周辺だというのは)アメリカじゃなくて、日本でのことだよ。あんたがそう書いてきた、それらのことだよ。」

ははぁ、パイピシュ先生は、アメリカでは我こそが主流で正しいと、自信を持って著述に励んでいるのだ。だから、「私の日本のトランスレーター」で「友達」でもある私のことも(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140508)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140511)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140717)、自分の傘下にある以上、主流で正しい見方に同調していると考えているのだ。だから“Forward”の件で、びっくりしてメールを寄こして質問してきたことに関して、アメリカの知人や日本人の研究者の影響力から、日本では私の立場がまだ新しくて周辺だと見なしているわけだ。
パイピシュ先生の立脚点は、それはそれとしてよくわかる。ウェブ上で膨大な著述も大量のビデオも音声も公開しているのだから、自分の主張や分析に相当な自信を持ち、経歴公開に値すると考えているのだ。一方、Goldberg氏について少し調べてみると、必ずしも学術研究者というわけではなく、若い頃はニューヨークでタクシー運転手をしていたり、建設労働者をしていた。それに、労働シオニストで、イスラエル労働党寄りで、キブツ運動のメンバーで、過激シオニスト同盟に参加していたなど、いかにも左派らしい経歴で、顔つきからしても、パイピシュ先生とは水と油の関係だと一目瞭然だ。それに、彼が戻した“Forward”は、いわゆるポピュリスト精神なのだという。
そこからすると、未知の新しい情報がユダヤ系出版物に書かれているからといって、すぐに日本の一般読者に紹介して考察の対象にするのも、いかがなものか?専門家ならば、もう少し慎重に、その背景なども加味しなければ、誤解を招くのではないか?いくらアメリカのユダヤ系と言っても、保守派から進歩派まで、世俗派から宗教派まで、さまざま。その中で、情報として新鮮に見えたとしても、その当否を確認しないのは、中東専門家としてはどうなんですか、池内先生?
私の場合、中東の専門ではないという素人感覚から、パイピシュ先生に子どものように何でもストレートに質問している。なまじ、専門家意識が邪魔になることだってあると思っている。
そうこうするうちに、パイピシュ先生の娘さんからも、フェイスブックでお返事が来た。彼女は、せっかく彼女らしい可愛い写真を取り下げて、何だか奇妙な蛾のような虫に恐怖で引きつったような叫び顔の女性の小さな写真を入れて、自分のプロフィールにしていたのだった。「あなたって、お父さんに似て、時々笑わせるわねぇ。あれ、何なの?」と数日前に書いた返事だ。

「ハハ。私の親友が作ったのよ。ワイルドに見える?」

こういう何とも無邪気なお嬢さんのお陰で、重苦しい中東情勢分析の最中、気難しいパイピシュ先生も元気に書き続けて来られたのだろう。

ちなみに、ウィキペディアの抜粋から“Forward”の概説を。

http://en.wikipedia.org/wiki/The_Jewish_Daily_Forward


The first issue of Forverts appeared on April 22, 1897 in New York City. The paper was founded by a group of about 50 Yiddish-speaking socialists who organized themselves approximately three months earlier as the Forward Publishing Association.The paper's name, as well as its political orientation, was borrowed from the German Social Democratic Party and its organ Vorwärts.


In 1990 the English supplement became an independent weekly which by 2000 had a circulation of 26,183, while the Yiddish weekly had a circulation of 7,000 and falling.


As the influence of the Socialist Party in both American politics and in the Jewish community waned, the paper joined the American liberal mainstream though it maintained a social democratic orientation. The English version has some standing in the Jewish community as an outlet of liberal policy analysis.


For a period in the 1990s, conservatives came to the fore of the English edition of the paper, but the break from tradition didn't last. A number of conservatives dismissed from The Forward later helped to found the modern New York Sun.


The Senior Columnist is J.J. Goldberg, who has served in that role since 2008. The paper maintains a left of center editorial stance


The "Forward 50" is a list of fifty Jewish-Americans "who have made a significant impact on the Jewish story in the past year," published annually as an editorial opinion of The Forward newspaper since 1994.The list was the initiative of Seth Lipsky, founding editor of the English Forward

では、最後に出てきたセト・リプスキィ氏については、以下をどうぞ。

http://en.wikipedia.org/wiki/Seth_Lipsky


Seth Lipsky (born in 1946) is the founder and editor of the New York Sun, an independent conservative daily in New York City that ceased its print edition on September 30, 2008. Lipsky counts Ronald Reagan, Margaret Thatcher, Winston Churchill, Ariel Sharon, and Milton Friedman among his intellectual and ideological heroes. He has a long history of working in the newspaper business, including a stint for the Wall Street Journal in Asia and Belgium. He has also written several invited articles and guest opinions for the New York Times.

もう一本情報追加を。

http://en.wikipedia.org/wiki/The_New_York_Sun


The New York Sun was a politically conservative weekday daily newspaper published in New York City from 2002 to 2008.
The newspaper's president and editor-in-chief was Seth Lipsky, former editor of The Forward.
Editor-in-chief Lipsky remarked that the paper's prominent op-ed page would champion "limited government, individual liberty, constitutional fundamentals, equality under the law, economic growth ... standards in literature and culture, education". Another goal, said Lipsky, was "to seize the local beat from which The New York Times was retreating as it sought to become a national newspaper".
The Sun's roster of columnists included many prominent conservative and neoconservative pundits, including William F. Buckley, Jr., Michael Barone, Daniel Pipes, and Mark Steyn.
The Sun supported President George W. Bush and his decision to launch the Iraq War in 2003. The paper also urged strong action against the perceived threat of the Islamic Republic of Iran and was also known for its forceful coverage of Jewish-related issues and advocacy for Israel's right of self-defense as evidenced in articles by pro-Israel reporter Aaron Klein.
In May 2007, Adweek columnist Tom Messner called the Sun "the best paper in New York", noting that "The New York Sun is a conservative paper, but it gets the respect of the left.
The New York Sun was particularly well known for its educated, serious, but still accessible arts coverage, which included pieces by such critics as Adam Kirsch on literature, Jay Nordlinger on classical music and Joel Lobenthal on dance.
While The Sun claimed "150,000 of New York City's Most Influential Readers Every Day", The Sun's own audit indicated that it was actually selling about 14,000 copies a day while giving away anywhere from 66,000 to 85,000 a day.

In a letter to readers published on the front page of the September 4, 2008, edition, Lipsky announced that the paper had suffered substantial losses and would "cease publication at the end of September unless we succeed in our efforts to find additional financial backing."
Despite the closure of the newspaper, The New York Sun website renewed activity on April 28, 2009, prompting some observers to consider the possible implications. Michael Calderone of Politico quoted Lipsky as saying not to read too much into the initial items since "...a business plan for the site is still in formation," and "... these are just some very, very early bulbs of spring (or late winter)."

どうやら、編集人の政治思想傾向の相違で、パイピシュ先生はすっかりご機嫌斜め。不正直な記述かどうか、どうやって見分けられるのか、何度も繰り返し尋ねているが、直接の回答はいつも無言。なぜなら、パイピシュ先生だって、ペンで戦闘を戦っている以上は戦略的に材料や話題を選ぶわけで、みすみす自分の不利になるようなことは書くはずがないからだ。ともかく、内容の是非について、専門家でさえこんな調子だから、外国人の非専門家には、ますますわからないといったところ。自分が決めたルールには断固従い、それから外れる人や物とは、喧嘩しながら極力避けて通ってきたパイピシュ先生。パイピシュ応援団としての私が(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140707)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140717)、もし“Forward”タイプの思想傾向が合うという方に何かアドバイスできるとしたら、参考として上記のパイピシュ生情報その他を踏まえて、文字通り鵜呑みにしないで“Forward”を読むといいのでは、と思う。
私?読んでいないのでわかりませんが、ちょっと見たところでは、何だか好みに合いませんねぇ、“Forward”。ちょっとお下品な記事も含まれているのでは?饒舌だというのはその通りで、パイピシュ先生のように厳しくぶっきらぼうな、分析的で明晰で無駄のない文章の方が、私の好みなのですが。