ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

判別式ないしはリトマス試験紙

グローバル化といっても、自分だけの都合で甘い汁を吸おうとしても無理なのだ。日本の勤務態勢が気に入らないからと言って、海外の職場を探している人がいるが、最初の勢いから当然、今頃はもう黙って向こうに移住して楽しくやっているのだろうと思っていたところ、「まだ日本にいる」とのこと。学位や論文数だけで受け入れてもらえるほど、海外だって暇ではないことは、素人目にははっきりしているのに...。
この頃のEUが、反移民政策やEUの失敗を主張する方向に傾いているのは、何も右翼の伸張という安易な分析からくるものではなく、いわば予想の範囲内だと思っている。だから繰り返すように、麻生太郎氏のおっしゃる「日本こそがグローバル・スタンダード」なのだと(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131109)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140323)、我々は落ち着いて見守っていればよい。もっとも、世界の情報収集はきちんと最高に整えて、戦略的思考でいかなければならないが。
移民受け入れも、私は断固反対だが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130917)、どうしてもと言うならば、現場の意見をきちんと聞き取って、本当に慎重に慎重を期して、将来にわたって禍根を残さないようにやってほしい。例えば先日、京都の老舗百貨店で、まるで初めて中国の国際空港に降り立った1985年春にタイムスリップしたかと錯覚したほど、マンダリンの案内放送を長々とやっていて、実にうんざりした。経済活性化のつもりで始めたことが、結局はこうなってしまうのだ。こちらの意図を、向こうは別の意味で解釈してしまうからだ。
さて、その風潮を反映して、ギル・シャハム氏が新譜を出したので、早速注文。昨日やっと届いた。

https://twitter.com/ituna4011
Lily2 ‏@ituna4011 17m
"1930s Violin Concertos, Vol. 1: Barber, Berg, Hartmann, Stravinsky, Britten ~ " by Gil Shaham. (http://www.amazon.com/dp/B00HZVLX7Q/ref=cm_sw_r_tw_dp_o44mtb0Y4TZNB …) arrived yesterday.

バーバー、ベルク、ハルトマン、ストラヴィンスキーブリテンと豪華作品のオンパレード。これはよい買い物をしたと一人で悦に入っている。
以前、マレー語で書かれたマレーシアの聖書翻訳の諸問題や教会神学の本を読んでいたら、話しかけてくださったあるヴァイオリニストのお母様がいらした(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070630)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070701)。つい話が弾んでしまったのだが、「ギル・シャハムの演奏会に行きました」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070704)という話をしたら、(あなた、そういうものを聴いているの!)と、びっくりした表情をされたので、こっちがびっくりした。私の中では全く矛盾なく併存しているのだが。
いつものことだが、これが私なりの判別式(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20071128)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120626)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120904)ないしはリトマス試験紙となっている。