ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

ドナルド・キーン先生のご著書

本日付ツィッターからの転載です。

https://twitter.com/ituna4011


1. 30s Lily2‏@ituna4011
"Chronicles of My Life: An American in the Heart of Japan" by Donald Keene (http://www.amazon.com/dp/0231144415/ref=cm_sw_r_tw_dp_a3Earb0DS43T0 … via @amazon) arrived here just now.


2. 1m Lily2‏@ituna4011
"So Lovely a Country Will Never Perish: Wartime Diaries of Japanese Writers" (As... (http://www.amazon.com/dp/0231151462/ref=cm_sw_r_tw_dp_61Earb14YNY94 … via @amazon)arrived here today.

ドナルド・キーン先生については、過去の「ユーリの部屋」をご覧ください(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120407)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120507)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120509)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130105)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130116)。
このような本を、邦訳ではなく英語の原文で読みたくなる日が自分に訪れようとは、国文学科だった学部生時代には想像もつきませんでした。第一、近代文学の教授自身、「‘外人’には日本語や日本文学がわかるわけがない」などと、授業中に口走っていらしたぐらいでしたから...。畏れつつも、何とかここまで遅々とした歩みを続けてきた結果でもあります。
パイプス訳文は、提出する時点では自分なりにあれこれ調べて苦心の末、(この辺りで見切り発車を)と精一杯のつもりですが、時間が経ってさまざまな背景や状況がわかってくると、(そこの格助詞が間違っていた)とか、(あの固有名詞はそのように表記するのが通例だった)など、細かいミスに気づくようになります。昨晩もそうでした。
ただ不思議なことに、訳文提出時点では、いくらインターネットで調べても、固有名詞の日本語訳が見つからないことがあったり、ウィキペディアで必要以上にマニアックな傾向を含むことがあったり、しかも掲載後に、参照したウィキペディアが誰かによって修正されている場合もあって、なかなかやっかいです。それに、最初は(あ、ミスした)と思ったとしても、しばらく経つと、ひょんなところから信頼できる典拠が見つかり、大枠としては自分の訳文が必ずしも間違いだとも言えないことが判明したりして、何とも調整が難しいところです。
ミスを修正した訳文を提出しても、昨年前半期までは、時差を含めて直後に差し替えてくれたレヴィ君も(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121202)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121225)、この頃はビジネスが忙しいのか(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20121026)、恐らくは読めないであろう日本語が面倒なのか、ちょっと時間がかかるようになってきました(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130123)。
ともかく、キーン先生だって、いくら日本語に達者だとはいえ、ご自分の書いたものは日本人の訳者に訳させていらっしゃるようですから、言語圏の隔たりは相当なものだろうと思います。そう思って、自分を慰めながら、また新たな課題に取り組みます。