ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

元気を取り戻して...

長らくご無沙汰しておりました。すっかり真夏に入りましたね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今年前半は、大地震も含めて公私共にいろいろな出来事があり、特にここ2ヶ月ほどは、予想以上に、何だか調子が狂ってしまったような、不思議な感覚に囚われていました...。
かなり前から気になっていたために、新たに学べた事項もあった一方で、一見、納得がいくものの、ちょっと立ち止まると、どこかで‘思想改造’を迫られているような、これまで生きてきた中で培われたはずの‘コモン・センス’が、あれっと軋んでくるような、何だか妙な経験でした。
しばらくすると、あちらこちらで同じ話が繰り返されていることも判明。また、きれいに整っているのに、どういうわけか‘教条主義的な計画経済’の文章を読まされているような感触も。同じテーマを他の人が書いているのを読むと、もっと別の角度からの視点や批判も含めた‘幅’や‘おもしろさ’を感じるのに、なぜだか、それが抜けているような、数の割にはさほどクリエイティヴでもなさそうな....。膨大な資料集を主題に沿って並べ直していき、横のものを縦にするだけで、一仕事になっているような.....いえ、決して悪口が言いたいのではなく、実感として、正直なところ、そういう印象を受けてしまうのですが、なぜなんでしょう?
恐らくは、距離を置いて、しばらく時間が経てば、謎が解けてくるような気もしています。せいぜい、その時を楽しみにしましょうか。
さて、やっとブログを再開する気になったのは、(今回はこんな心境だから、多分、ダメだろうなぁ)と思っていた学会発表の申し込みが、めでたく受理されたという通知をいただいたからです。理事の先生からも、「頑張ってください」と激励のお言葉まで頂戴しました。(この理事の先生が所属されている教会の立場も、上記の調べ事を通して、納得できるようになりました。)
もっとも、今回予定している発表内容は、かれこれ10年以上も前から、資料を集めていたものです。とはいえ、二次資料中心だったので、なかなかまとまっては発表できませんでした。それが、2009年秋にシンガポールの神学院に行ったところ、私が望んでいたようなモノグラフが出版されていたのです!(これは助かる!シンガポールはさすが...。)と、早速、作りかけたレジュメで、大いに参考にさせていただきました。
前々回と前回の発表のいわば続編に当たりますが、中心となる宣教師は、評価の高い方です。しかも、シンガポールの話なので、心理的にもかなり楽です。「じゃ、これからシンガポールを研究すれば?」と言ってきた方がいましたが、それでは研究理由がぼやけます。難しい地域だからこそ、研究の意味があったはずなのでは?
というわけで、少し元気を取り戻した私でした。今後も、どうぞお付き合いくださいね。