ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

2009年を振り返る

2009年も終わりに近づいてきました。
さて、本年の目標はどの程度達成できたでしょうか。
今年の抱負は...

1.もっと独創的で創造的で新鮮な考え方や行動ができるようになること

2.小さくとも公共善を目指した何らかの貢献を一つずつ心掛けること

3.より楽しくおもしろい人になれるように

でした(参照:2009年1月1日付「ユーリの部屋」)。
1.に関しては、「独創的で創造的」とまではいかずとも、自分内比較では(すなわち、他者との比較ではない)、前進した面もあるかと思います。2.についても、何をもって「貢献」と呼べるかにもよりますが、ほんの少しは印刷物で販売されたものも書けたので、私としては、まずよしとしましょう。
では、3.はどうか。
これは、我が家でのあだ名に過ぎませんが、「ユッキー」こと「ぽっぽ先生」が、この夏、紆余曲折を経て、思いがけず日本の政治的指導者に選出されたことをきっかけに、突如、時空間において間接的遠縁でありながら(なんといっても、こちらは母方の祖母で向こう様は父方のお祖母さまが親戚同士ですから、遠いも遠い)、おかげさまで、主人および私自身のルーツとアイデンティティが明確になりました。もともと、主人と初めて会った日に、(物の考え方の根源的な点で、類似するところがあるなぁ)とぼんやり思ってはいたのですが。
これまで私は、期せずしてマレーシアと関わることになって以来、学問的な意味でも、血縁的な意味でも、己の志向においても、自分が傍流なのかどこに属するのか、だんだんわからなくなってきていたんです。子どもの頃から続けていた趣味も、一時中断せざるを得ないぐらい、仕方なく、没入させられました。そうこうするうちに、本当に、主流からはみ出してしまったのか、もともとそうだったのか、などと、いやがおうにも思い込まされていたのです。
ところが、「いやいや違う。やはり私達は、破れ鍋に綴じ蓋の関係だったんだ!」と、はっきりするようになりました。よく考えてみれば、私は、国文学科の出身だったのだ、ということも...。要するに、自分のアイデンティティやルーツを文化的に知ろうとして、記紀万葉の時代から第二次世界大戦前までの長い国語国文学史を学んできたのでした。だから、深いところで日本的なるものに愛着があり、だからこそ、マレーシアの移民社会の形成には、何かと圧倒されるばかりだったのだ、とも...。
実は私、古いブログ日記を読んでいて、自分でも笑っていることがあります。「ブログ読みました。おもしろかったです」と、友人や知人からのお年賀状などに書かれてありましたが、自分では、(それはお愛想に過ぎない)と言い聞かせていたので、本当に最近まで気づきませんでした。ところが、他人のふりをして読んでみると、結構、笑えてくる文章が多いのです。(いったい、この人は、どこまでボンヤリしているのだろう)とか(そこまで正直に書かなくてもいいのに)などと、我ながら思います。
というわけで、今年の目標は、まずまず合格といたしましょう。
来年もどうぞよろしくご愛顧のほど、お願い申し上げます。皆様におかれましては、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。