ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

米国

パピ先生ことR・パイプス先生

早くも水無月に入った。先月17日、94歳で老衰のためにマサチューセッツ州のベルモントで逝去された故リチャード・エドガー・パイプス名誉教授については(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180527)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180528)(http://…

アメリカとイスラエルに関して

今日届いた本。 佐藤唯行『アメリカはなぜイスラエルを偏愛するのか』新潮文庫(2006年) 古い情報だが、復習には良さそうだ。 Elliott Abrams, "Realism and Democracy: American Foreign Policy after the Arab Spring", Cambridge University Press, 2017.…

「スポック博士」の育児書

ふと気になったので、記録として記す。ネット検索によれば、しばらく前から話題になっていたらしい。 「スポック博士」の育児書は、確か昔、実家にもあったように記憶しているが、間違っているかもしれない。皇后陛下が「ナルちゃん憲法」の参考にされたとも…

「日本すごい」?

以下の意見に同意する。 いつから「日本すごい」と言う人が出てきたのだろうか。自画自賛は見苦しい。恐らくは国力低下で自信がなくなってきたことに加え、井の中の蛙で無知が言わしめているのではないだろうか。気をつけたい。 最近、「日本は大国だ」とい…

占領政策の名残を払拭しよう

加瀬英明氏の過去引用ブログは、こちらを(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=kase-hideaki)。 (http://www.kase-hideaki.co.jp/magbbs/magbbs.cgi) 「日本を守る? 米国の占領政策から「自立を」」 2018/5/7 ・韓国の文在寅大統領が、オリン…

憲法について考える

著者については、過去ブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180427)を。 萬晩報(http://yorozubp.com/) 「高知と国憲 2015年2月6日夜学会」 2018年5月3日(金) 萬晩報主宰 伴武澄 ・今日は憲法記念日。日本国憲法が1947年5月3日に施行されたことを…

世界を観る目、日本を見る目

メーリングリストより。 田村耕太郎『世界を観る目、日本を見る目』 ・ワシントンの住人はあらためてタフだと思わされた。徹夜明けの作業の後の懇親だったのにしっかり睡眠をとっていた私より元気に半日も、しゃべり続ける彼らに呆れた。 ・議員時代にシンガ…

日米戦争からの教訓は今も

ジェフリー・レコード(著)渡辺惣樹(訳・解説)『アメリカはいかにして日本を追い詰めたか:「米国陸軍戦略研究所レポート」から読み解く日米開戦』(Japan’s Decision for War in 1941: Some Enduring Lessons)草思社文庫(2017年)(http://d.hatena.ne…

米新刊書による防衛問題

(http://japan-indepth.jp/?p=39161) 2018/3/27 《古森義久の内外透視》「米新刊書が裏づけた日本防衛の時代錯誤」 古森義久(ジャーナリスト・麗澤大学特別教授) ・古い表現だが、百花繚乱とでも評そうか。とにかく連日、多様に大量に、噴出してくるとい…

保守派と新保守主義の相違

パット・ブキャナン氏の「アメリカ第一」の孤立主義的な保守思想と(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180420)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180427)、いわゆる中東政策に外交の焦点を置く「戦う」ネオコン系「新保守主義」(http://d.hatena.ne.…

小さな島国のこびとの心得 (4)

過去ブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180426)の続きを。 (http://embassies.gov.il/tokyo/Relations/Pages/Basic-Data.aspx) イスラエルは建国から4年後の1952年、東アジアで初めての国として、日本との外交関係を結びました。以後、両国の関…

日米開戦の原因を学び直す

本日アメリカと日本国内から届いた二冊の本。期せずして、テーマに重複点が垣間見られる。 Patrick J. Buchanan, “Where the Right went wrong: How Neoconservatives Subverted the Reagan Revolution and Hijacked the Bush Presidency”, St. Martin Press…

緊密で良好な日米関係

(http://www.mag2.com/p/news/354486/4) 2018.03.27 日本は、「嵐の外」にいることが大事 現在、世界は1930年代並に荒れています。 ・アメリカと中国の「貿易戦争」がはじまるかもしれない ・イギリスは「ダブルスパイ暗殺未遂事件」をきっかけに対ロシア…

非情世界に立ち向かうために

メーリングリストより。 牧野愛博『非情世界:恐るべき情報戦争の裏側』 ・笑顔のウラで熱心に諜報活動をする世界。相手が隠しておきたい情報を、手段を選ばずに徹底的に探り、ときには盗み取る。 ・敵対する国については言うに及ばず、ふだんは首脳同士が笑…

九条を語るマッカーサーの後任

週刊新潮編集部『マッカーサーの日本(下巻)』新潮文庫(昭和58年7月)より(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180326)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180328)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180413)。 p.275 ・マッカーサーに代って、連…

米国製エリートとケーキ

メーリングリストから部分抜粋を以下に。 佐々木紀彦『米国製エリートは本当にすごいのか?』 ・米国や英国は優秀なリーダーを生んでいるが、両国の国民は日本に比べてそんなに優秀でしょうか。私はそうは思わない。 ・なぜ両国の指導者のクオリティはこうも…

コーク一族

メーリングリストより抜粋を。 ダニエル・シュルツマン『コーク一族:アメリカの真の支配者』 ・コーク家の織り成すドラマにおいて、フレッドの子どもたちが演じてきたそれぞれの役割は、幼少期にはすでに決められていたといえるだろう。 ・チャールズは8年…

他山の石

以下の話は、実はデニス・プレーガーがアニメ風啓蒙ビデオで数年前から訴えてきたことに一致する(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20140831)。他山の石として、我が国も奮起を! (http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/52626) 「米国の大学が国民の信…

日本の自力を強める

(https://yoshiko-sakurai.jp/2018/04/05/7369) 2018年4月5日 「今、憲法改正を潰すメディアの無責任」 『週刊新潮』 2018年4月5日号 日本ルネッサンス 第797回 ・政治家には国を守り国民を守るという最も重要な責務がある。その責務を果たすために、まず…

米国・中東・日本の役割

今朝の日経新聞(電子版)より。 (https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28742980Z20C18A3SHA100/?n_cid=NMAIL007) 「ボルトン氏は意見が同じなら心強い擁護者になってくれる。しかし、そうでなければ用心するがいい。彼は議論に勝つためなら何でもやる。…

反日事例に応用可能?

最近、このような記事を読む度に感じるのは、もしも「反米、反イスラエル、反ユダヤ」に対する情勢を細かく記録に取って分析して、記事を書いて世界中に広めて公知することが仕事になるならば、「反日的態度」や「日本文化に対する無礼行為」「日本事例を反…

いざという時に備えて

この頃、まとめて並行して読んでいる数冊の本を以下に。(ウィロビー少将の本(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180325)は読了した。) ・加瀬英明『天皇家の戦い』新潮文庫(昭和58年/昭和63年六刷)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20161209) ・…

古い本を読み返す意義

『マッカーサーの日本』(上)(下)週刊新潮編集部(新潮文庫)(1983年)が二冊同時に届いた。 下巻にもウィロビー少佐の話(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180323)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180325)が出てくる(pp.163-177)。 つまる…

戦後史の見直し?

…というわけで(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180323)、今日早速、C.A.ウィロビー(著)延禎(監修)平塚柾緒 (編集)『GHQ知られざる諜報戦:新版ウィロビー回顧録』山川出版社(2011年)が新品で届いた。 やはり戦後史の見直しの時期に入っているの…

ウィロビー少将から学ぶ

(https://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/35731128.html) 『GHQ知られざる諜報戦 副題:新版ウィロビー回顧録 C.A.ウィロビー/著(山川出版)』を読む 2011/9/19 本書は、マッカーサーの側近中の側近GHQのG2=7参謀第二部長(諜報・治安担当)チャー…

‘Intellectual Yet Idiot’とは

一昨日のブログ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180318)の「コメント欄」に、ケント・ギルバートさんの文章(http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180317/soc1803170003-n2.html)から抜粋を記した。世の中には、何かと人を馬鹿者扱いしたがる傾向がある…

現米国政権の本質的な問題

(http://newglobal-america.tea-nifty.com/) 2018年3月9日 「駐韓大使不在のトランプ政権では北朝鮮問題を取り仕切れない」 ・北朝鮮危機において、太陽政策志向の韓国と圧力志向の日米との間の亀裂は深まる一方である。しかし韓国のムン・ジェイン大統領…

心理戦・情報戦に負けるな!

(http://ironna.jp/article/1818?p=1) 日本を再敗北させたGHQ洗脳工作「WGIP」 『月刊正論』 2015年7月号 有馬哲夫(早稲田大学教授) 対日心理戦としてのWGIP ・江藤淳の『閉ざされた言語空間』に引用されていながら、幻の文書とされてき…

首相の訪韓決意を巡って

もう一件、櫻井よしこ氏を(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20180202)。 (https://yoshiko-sakurai.jp/2018/02/03/7266) 2018年2月3日 「反対強い中での安倍首相の訪韓決意 政治家としての判断しっかり見守りたい」 『週刊ダイヤモンド』 2018年2月3日…

米大統領の対中政策

櫻井よしこ氏の最新コラムから(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/archive?word=yoshiko-sakurai.jp)。 (https://yoshiko-sakurai.jp/2018/02/01/7249) 2018.02.01 (木) 「米大統領の対中政策を活用せよ」 『週刊新潮』 2017年2月1日号 日本ルネッサンス …